「裏切り」(シャルロッテ・リンク 著/浅井晶子 訳)の下巻を読みました。
入院前に読み終えていましたが、記事は書けていませんでした。思い出しながら(笑)書いていこう・・・
下巻は非常にスリリングだった。
うじうじしていた(失礼!)ケイトが行動的になり、一気に物語が動き出す。自分を“裏切った”父親のことはまだまだ許せないが、少なくとも前に踏み出そうとしている。
ケイトの活躍で事件は解決するが、意外な犯人、悲しい真実が明らかになり、手放しでは喜べない。また、(直接ではないが)上司のケイレブが、せっかく克服したアルコール依存症に再び陥ってしまい、残念。人間はそれほど強くない。
ケイトがケイレブに惹かれ始めているのも感じられ、これからの二人にも興味がわく。
と思ってたら、次回作(昨年の刊行)はこのケイトが主人公のようだ。楽しみ💖
そうそう、ケイトとケイレブはカッコよくない登場人物だったが、ステラ・クレインという、犯人の人質となる女性がいて、この女性がカッコいい! 強さと生命力にあふれ、奇跡はそれを信じた人に起こるのだと感嘆した。
次回作「誘拐犯」は予約したが、届くのはまだ先になりそう。気長に待とう。