もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

いちごとさくらんぼのブローチ

すっかり暑さに参ってしまい、更新できませんでした💦

全国的な猛暑のようですから、みなさまも十分ご自愛ください。

日々の買い物も、時間を考えないとヘロヘロになってしまいます。頭もぼーっとして、何をするのもはかどりません・・・

遡ってぼちぼち記事を更新したいと思います。

 

こんな暑さになる前に作っていたものを紹介します。

いちごとさくらんぼのブローチ。

まず、いちごのブローチ。 ↓

最近は白いいちごもあるそうで、左のはちょっとそんな感じを出してみました。

 

さくらんぼのブローチです。 ↓

 

いちごとさくらんぼがほぼ同じ大きさなので、並べるとさくらんぼが大きすぎます。

 

服に着けるのは可愛すぎるので、かばんに付けようと思います。

 

「殺意」を読みました

殺意 (創元推理文庫)

「殺意」(フランシス・アイルズ 著/大久保康雄 訳)を読みました。

1931年の作品ですが、昨年復刊され、図書館の新刊コーナーにあったので借りてきました。

 

作者のフランシス・アイルズはアントニイ・バークリーの別名だった。びっくり! 全然知らなかった。バークリーといえば、「レイトン・コートの謎」を思い出す。

  ↓

レイトン・コートの謎 (創元推理文庫)

私はずっとこの作品を「レイン・コートの謎」と思い込んでいて、その間違いに気づいたのは最近のこと(*ノωノ) せっかく気づいたことだし、そのうち読んでみようと思っている。

 

さて、本作「殺意」は原題も“MALICE AFORETHOUGHT”でほぼそのまま。

主人公のビクリー博士が、妻のジュリアを殺そうと決意してから実際に殺害し、逮捕され、やがて裁判に臨む過程を描いている。

冒頭からこうだ。 ↓

エドマンド・ビクリー博士が妻を殺す決心をしてから、それを実行に移したのは、何週間かたってからのことだった。

(「殺意」Ⅰの1より)

犯人の側から事件を描く形式は倒叙形式、倒叙推理小説と呼ばれる。読者は最初から犯人がわかっているため、犯人当てを楽しむことはできない。しかし、犯人が苦心をして犯罪を犯したあと、探偵役が徐々に犯人を追い詰めていくストーリーは、ドラマでもよく見かける。独特の緊迫感がある。

 

ビクリー博士は田舎の開業医。妻のジュリアとは結婚して10年になる。子どもはいないが、仕事は順調で問題ない。そんな人が妻に殺意を抱く、その心理が克明に描かれている。怒りや悲しみ、嫉妬や憎しみでいったん「殺そう」と決意しても、「人生を棒に振るわけにはいかない」と思いとどまり、「殺さないでよかった」と思う。しかし、また“殺意”が芽生え、気持ちが行ったり来たり揺れ動く。そのさまがリアルだ。

殺害を決意しても、今度はその方法に思い悩む。

 

ビクリー博士が妻を殺した直後の描写が印象に残った。

頭が妙に空虚だった。憐憫も、後悔も、恐怖も、責任も、いわゆる感情というものを喪失したような感じだった。それはまるで自分の行為が、ほかのなにものかによって支配され、肉体的にも精神的にも、ほかへ逸脱する力がなく、ある定められたコースにしたがってうごいているような感じだった。

(「殺意」Ⅶの1より)

 

ミステリーというより、心理小説と呼ぶべき作品かなと思う。

ビクリー博士は裁判でどう裁かれるのか。無罪か、有罪か。そのネタバレはもちろんしないでおくが、作者は最後にどんでん返しを用意している。これはどういうことなのか。この部分は全くあっさり書かれていて、読者は置き去りにされてしまう。作者の謎かけについて、読んだ人と話してみたいと思った。

 

えんどう豆のブローチ

手芸サークルで、えんどう豆のブローチを教えてもらいました。

  ↓

ちょっと熟したお豆をオレンジ色で表してみました。

ブローチピンを付ける位置が難しかったです。豆が見えないと、虫のさなぎのようになってしまいます💦

 

えんどう豆の季節に付けたいなと思っています。

 

サブウェイのサンドイッチ

梅田のジュンク堂書店(堂島アバンザ内)へ行くとき、SUBWAYというサンドイッチ屋さんがずっと気になっていました。

今回初めて入りました。

 

 

ここは、注文が細かい!

①サンドイッチの種類を選ぶ

 →BLTを選びました。

②パンを選ぶ(ハニーオーツ・セサミ・ウイート・ホワイト)

 →ようわからんけどウイートにしました。

③パンをトーストするか決める

 →トーストしてもらいました。

④トッピングを選ぶ

 →特に選ばず、BLTのトッピング

⑤野菜を選ぶ

 →苦手な野菜はないかと聞かれたので、ないと答えました。

  無料のピクルスを入れてもらいました。

⑥ドレッシングを選ぶ

 →迷ったら、シーザーをおすすめされました。

⑦セットを選ぶ

 →ポテトとアイスコーヒーを頼みました。

 

注文を終えて、なんか妙な達成感がありました。

ポテトがおいしかったです。

丸いコロコロしたポテト。

 

注文方法がわかったので、また行きたいと思いました。

SUBWAYはなぜか兵庫県に少ない・・・)

 

「白い僧院の殺人」を読みました

晴れ間ものぞきましたが、ほぼ一日曇っていました。明日からは本格的に降りそうです。☔

 

白い僧院の殺人【新訳版】 (創元推理文庫)

「白い僧院の殺人」(カーター・ディクスン 著/高沢治 訳)を読みました。

 

ここ2~3年は海外の作品を(特にミステリー)をよく読むようになりましたが、昔はカタカナの固有名詞や翻訳調に慣れず、ほとんど読みませんでした。ミステリーもドイルのホームズものや、クリスティーポアロくらいで。ここらできちんと“巨匠”と呼ばれる作家の作品も読んどかないと・・・ということで、「密室もの おすすめ」と検索して海外作品、日本の作品とで読みたい本をリストアップしました。(安易な方法💦)

日本の作品はほぼ読んでいたので、やっぱり海外作品から。まずは、カーのこの作品を選びました。

 

カーの作品と書きましたが、ジョン・ディクスン・カーが本名。非常に多くの作品を残しています。私も名前は知っていましたが、読んだのは初めて。ミステリーファンからは「モグリか!」と言われてしまいますね(笑)

マイ本棚にも「ユダの窓」(カーター・ディクスン名義)と「皇帝のかぎ煙草入れ」(ジョン・ディクスン・カー名義)がありますが、両方とも未読💧 今後がんばります(^^ゞ

 

「白い僧院の殺人」はヘンリ・メリヴェール卿が探偵役の2作目で、カーター・ディクスン名義で出されています。本当は1作目の「黒死荘の殺人」から読むべきなんですが、それはまた今後に・・・(いつになるやら)

 

物語は、外交官のジェームズ・ベネット青年が“ある不安”を抱えて、伯父のヘンリ・メリヴェール卿(文中ではH・Mと表記される)を訪ねるところから始まる。本当にいきなり始まるので、H・Mは何をして暮らしているのか、過去は何をしていたのかよくわからない。おそらく1作目にその説明があるのだろう(ちょっと後悔) 弁護士と医者の資格をもっているとは書いてあった。

 

H・Mはずいぶん偉そうな初老の男性というイメージだ。はるばるアメリカからロンドンにやってきた甥を、あまりうれしそうに迎えないし、大体初対面だというのに、「会いたかったよ」の一言もない。社交辞令いっさいなしだが、嘘はない。事件の探偵役としては向いているのかな。

 

さて、伯父に「心配ない」と言われたベネット青年は、ロンドン近郊のサリー州エプソムにある屋敷「白い僧院」に向かうが、その別館でハリウッド女優マーシャ・テイトの遺体に遭遇してしまう・・・

 

密室ものを取り上げるのだから、どんな密室かは書いておこう。

亡くなった女優がいた「白い僧院」の別館の周囲は池で、季節は冬。(クリスマスシーズン)薄い氷が張りその上に雪が降り積もっている。ベネットが到着した時、雪の上に玄関に向かう足跡が一組ついていた。跡がついてからそう時間は経っていないように見られた。ドアから現れたのは、屋敷の当主の弟ジョン。中の寝室でマーシャが頭を殴られて死んでいた。

この状況では、ジョンが犯人だと思われるが、マーシャが亡くなった時間はベネットが発見する2時間以上前だとわかる。雪が降り続いていたので、足跡の深さが合わない。

雪に閉ざされた密室といえるだろう。

 

シンプルだけど、美しさを感じるくらいきれいに閉じている本格もの。これが最終的な感想だ。以降に現れる数々の密室もの(足跡のない殺人)の礎のなったことが納得できる。トリックの仕掛けや謎解きの部分だけでなく、登場人物の描き方や舞台設定、読者の感情移入も考えられているのがすごい。

犯罪を描きながら、きちんと人間を描いている。作者は最後に、H・Mに「人間の悲劇じゃな。あれは本当に一個の人間の悲劇だった」と言わせているが、ミステリーの本質なのかなと思う。

ベネット青年のロマンスの行方が興味深く、ラブコメ風のシーンには心が和んだ。偉そうなオジサンのイメージだったH・Mも、「意外にいいヤツなのね」と思わせて終わった。憎いよ、カー!

 

次に読む作品はまだ決めていない。図書館で面白そうな本を見つけたので、浮気するかも。

 

ひまわりのブローチ

暑さがおさまり、梅雨空に戻ったと思ったら、豪雨・・・☔

本当に極端な気候になってきました。予報に注意して油断しないようにしたいですね。

 

季節に合わせてひまわりのブローチを作りました。

洋服以外にもバッグとかにも付けて楽しみたいと思います。

 

4人組おとなの遠足 2024夏 「大塚国際美術館」⑩

大塚国際美術館」ツアーのお土産を紹介します。

   ↓

こちらは全部お菓子。家で食べるのもありますが、知人に渡すのやサークルに持って行くのも入ってます。

左の2つ(フェルメールゴッホ)は、神戸風月堂のレスポアールというお菓子。美術館バージョンですね。

右上はひまわりの花を模した和三盆の干菓子。

右下は徳島のイルローザのマンマローザというミルク饅頭です。

 

こちらは自分用。美術館の所蔵品から100点を選んで解説した図録。

ひまわりの絵はがき4枚。ムンクのハンカチ。フェルメールのホログラムしおり。

図録はこのブログを書くのに、とても参考になりました。

 

大塚国際美術館ツアー」の記事は全部で10回になりました。最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。🤗