今日は終戦の日。
今年はコロナの影響で式典も簡素化されたり、自治体によっては
中止になったりしたそうです。
戦後75年。年々戦争が遠くなっていきます。
「てのひらの迷路」(石田衣良 著)を読みました。
石田衣良さんの小説は新聞に連載されていた「チッチと子」を読みましたが、
本で読んだことはありません。
↑ 「NHK国際放送が選んだ日本の名作 1日10分のしあわせ」に
石田衣良さんの「旅する本」が入っていて、それを含む短編集を
借りることにしました。
「旅する本」は角田光代さんの「旅する本」と題名は同じですが、
内容はもちろん全然違います。
石田衣良さんの「旅する本」は、本が主体になっていろいろな人のところへ
「渡り歩く」お話です。
もうひとつ本にまつわるお話、「書棚と旅する男」がありました。
豪華客船で旅をする男性が、
「世界のどこかに1冊だけある私のための本」を探すために
大きなトランクに本を50~60冊詰めて乗り込み、本の選別をして
過ごす、というお話でした。
その男性は「私のための本ではない」と思うと、海に本を投げ込んで
捨てるのです。本がだんだん少なくなってきます。
さあて最後はどうなるでしょう。