もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「チーズと塩と豆と」を読みました

我慢のGWだそうです。去年もそんなこと言うてたなあ。

なんか塗り絵とかネットで探したりして・・・

あれからまた新しいツールができてるかも。探してみよか。 

 

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「チーズと塩と豆と」(角田光代井上荒野森絵都江國香織 著)を

読みました。

文庫版はこちら。 ↓

 チーズと塩と豆と (集英社文庫)

 

江國香織作品を続けて読んでいたとき、“旅と料理”をテーマにした

短編集として紹介されていた本。

収録されているのは以下の4作。

それぞれの主人公はだいたい30歳代の男女。

舞台はラテン系の国々だ。

 

「神さまの庭」の舞台はスペイン、ビルバオ近くの町。

アイノア(女性)はレストランを営む父親や家族との食事を

大切にする親戚から離れて大都市に暮らすが、結局は父と

同じ料理をする職業を選ぶ。

 

「理由」の舞台はイタリア、トリノから2時間かかる山。

アリダ(女性)は入院している夫に好きだったミネストローネを

作って届ける毎日。

 

「ブレノワール」の舞台はフランス、ブレスト。

ジャン(男性)はシェフを目指してパリで修行中である。

ブレ(ble・小麦)ノワールnoir・黒)は、日本のそば粉のこと。

ブレストではブレノワールで作ったしょっぱいクレープが

郷土料理だ。

 

アレンテージョ」の舞台はポルトガルアレンテージョ

マヌエルと旅をするルイーシュ、ふたりはゲイのカップルだ。

普段はリスボンに住んでいるが、アレンテージョの名物を

食べ尽くす旅に出ている。

 

旅の大きな楽しみはその土地で味わう食事。

最高級の料理でなくても、一宿一飯、忘れられない食事になる。

さあ妄想の旅に出ましょうか・・・(*´艸`*)