今日から12月。平成の世も残り少なくなってきました。
昨年末は風邪をひいてしまい、全然大掃除ができなかったので、
今年は気をつけないと。
昨日のハイキング記事の続きです。
泉布観(せんぷかん)。
大阪府に現存する最古の洋風建築で国の重要文化財になっています。
1871年(明治4年)造幣寮(今の造幣局)の応接所として建設されました。
完成の翌年、明治天皇が行幸し、貨幣を意味する「泉布」、館を意味する「観」から
泉布観と命名。
外観は常時公開されています。
隣に建つ旧桜ノ宮公会堂(旧造幣寮鋳造所正面玄関、旧ユースアートギャラリー)。
今は結婚式場などにも利用されているようです。
大川沿いを北へ歩き、大阪アメニティパークに着きました。
大阪アメニティパークは、三菱金属大阪製錬所跡地を再開発した複合施設です。
帝国ホテル大阪、ショッピングモールやオフィスの入るビル、高層マンションから
成っています。略称はOAP。
こちらでお昼休憩になりました。
ほとんどの人が持参したおにぎりやお弁当を食べていましたが、
ショッピングセンター内のお店で食事する人もいました。
これからは寒いのでお弁当も冷たくなって、工夫しないといけないなと思いました。
ビルの前の彫刻の小径。 この右側は右写真のように水が流れています。
OAPは元製錬所だったので、一部当時の建築物を移設・復元したものが使用されて
いるそうです。
お昼休憩の後は大川沿いを南に下ります。
大阪城公園京橋口から公園内に入り、外堀を東へ歩きます。
すぐに廃墟っぽい建物が見えてきます。
最近よくテレビでも紹介されている、大阪砲兵工廠跡。
太平洋戦争敗戦まで大口径の火砲を主体とする兵器の製造を担った
アジア最大規模の軍事工場だったところです。
この建物はその中の化学分析場だったところで、現在は放置され荒廃が進んでいます。
砲兵工廠は、今のOBP(大阪ビジネスパーク)、大阪城公園の東外堀の東側、
JR西日本森ノ宮電車区などにわたる、とても広い施設だったようです。
もう戦後70年を超えるというのに、こんな時間の止まったような場所が
あるのですね。
砲兵工廠を左手に見て、外堀沿いを南へ歩きます。
そして森ノ宮噴水前に戻ってきました。ここでゴールです(^^)v
ゴールしたとたん雨がパラパラ降ってきました。
ぎりぎりセーフ!
本降りになる前に小走りで帰途につきました。
歩程:約10㎞