もりっちゃんのゆるブログ

はてなダイアリーから移行してきました。「徒然草」からバージョンアップならぬゆるゆるなブログを目指します。一日を大切にするために、楽しいこともしんどいことも綴っていきます。よろしくお願いします。

徹夜必至

台風が来ている。
こちらちは、木曜くらいに最接近しそうだ。
沖縄は、明日にも「特別警報」が発令される見込みとのこと。

今年もベランダの鉢を避難させる季節になった。
買い物に出ずに済むよう、2〜3日分の買い置きを明日は考えないと。


さて、また本の話題。

薔薇を拒む (講談社文庫)

一晩で読み終えた「読み始めたら止まらない」本。

両親を亡くし施設で育った17歳の鈴原博人。
進学の援助をする条件で、有名な事業家が家族の住む家に住み込みで働いてほしい
と言ってくる。
どうして自分に・・?
行ってみると、自分と同じように身寄りのない17歳の少年、樋野薫もいた。
それも、自分と同じ「美形」!。

その家は最寄りの駅から車で何時間もかけて着く、湖畔に建つ洋館で、
そこには、事業家の妻、娘、娘の家庭教師、家の管理を任されている使用人が
一緒に住んでいた。

東京で忙しく仕事をする事業家の主人はめったに帰ってこない。
娘は16歳で、家庭教師と使用人は独身の男性。
キャー!
あかんやん、あかんやん。

作者の近藤史恵では、「賢者はベンチで思索する」「ふたつめの月」(文春文庫
犬の表紙がとてもキュート)のほのぼのミステリーが既読だが、
全然作品の色、タイプが異なる。
湖畔に建つ洋館は和歌山にある設定だし、登場人物もみな日本人なのだが、
まるで海外もののよう。
博人は、フランソワ、
薫はジュリアン、
娘の小夜はジョゼフィーヌ
てな名前で・・・と妄想がふくらむ。
萩尾望都の世界・・(望都さんのファンの方、ごめんなさい)

タイトルの「薔薇を拒む」は、作品中に出てくるフランス語の詩
「A la claire fontaine」からだと思う。
――わたしは恋人を失った。わたしが彼にふさわしくなかったから。
あの人がくれた薔薇の花束、それさえもわたしは拒んだ。

人が何人か死ぬし、ミステリーには間違いないのだが、
私は、事件が解決したあとの後日談に一番驚いた。
人間が一番のミステリー。つくづくそう思った。

追伸:もーりもりの木、今日だけ織姫と彦星が仲良く登場しています。