もりっちゃんのゆるブログ

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北斎展へ

しばらく間があいてしまいました。

11月1日、あべのハルカス美術館の「展覧会 北斎ー富士を超えてー」を観に

行きました。

 

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もうびっくり(゚д゚)!の混み具合でした。

地下のエレベーターを待っているときから嫌な予感がありました。

ドアの横に「展覧会は非常に混みあっております。事前にチケットをお求めください

・・・云々」

チケットは前売券を購入済みだったのでチケットの列に並ぶ必要はなかったけれど、

入場までにも長い九十九折りの列ができていました。

こんな列に並ぶのは、近いところでは京都の国立博物館での「鳥獣戯画」と

学生時代に行った奈良の「正倉院展」以来です。

チラシを見ただけでふら~っと来てしまった私と違って、並んでいる皆さまは

なんと飛行機で来られたかたもいて、

「私はとんでもないことをしたのでは・・・」とこの時点で既に後悔・・・

 

のちに家に帰ってから図録を調べると、この展覧会はイギリスの大英博物館との

国際共同プロジェクトで、今年の5月~8月まで大英博物館で開催されたあと、

日本に来たのですが、日本ではあべのハルカス美術館だけの開催なのです。

それは混むわな!

 

やっと入場できても中は人、人、人。 人ばかり。

端から並んでみましたが、いっこうに進む気配がない。

こりゃあかんわ。 入場制限と、せめて2列で鑑賞できるロープを張らないと。

「押さないで~」「足踏まないで~」という叫び声も聞こえ、

鑑賞する気分にもなれないので、見たい作品を選んで後ろの方から見るという

方法をとることにしました。

 

お土産を買うショップでもレジに長蛇の列ができ、外に出てきたときはもう

ふらふらでした(゚д゚lll)

お土産の図録とチケットファイル ↓

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この展覧会はもともと行くつもりでチケットを買っていましたが、

NHKのドラマ「眩(くらら)~北斎の娘~」を見てなおさら興味がわきました。

北斎の娘お栄(おえい)を宮﨑あおいが演じていて、

父親北斎の変人ぶりもとてもおもしろかったのです。

このお栄(葛飾応為)も絵師で、応為の作品も今回展示されていました。

 

今回の展覧会が混んでいた、いや人気があった理由は、さきほどの開催会場の件の

他に、北斎の晩年に焦点を当て、北斎の肉筆画が多く出品されていたことです。

浮世絵は版画なので刷られたものが数多く存在し、「富嶽三十六景」などは

目にする機会も多いですが、肉筆画は一点ものなので珍しく、みなさん見たかったので

しょうね。

 

葛飾北斎は90歳で亡くなりましたが、いろいろな逸話があります。

・93回転居を繰り返した引っ越し魔だったこと。

ドラマの中でも、引っ越しを繰り返す父親に対して娘のお栄が

「家移りはこれで終わりにしてほしいね」などと言う場面がありました。

北斎は人気が出てからもお金に無頓着だったので、貧乏で家は荒れ放題、

汚れて住めなくなると引っ越しするというわけです。

・雅号も30回変えたこと。

北斎」もそのひとつで、北斎が信仰していた日蓮宗系の信仰

北辰妙見菩薩信仰」(北極星または北斗七星を神格化した信仰)

にちなんだ名です。

 (「今、浮世絵が面白い! 第1巻葛飾北斎」(Gakken)参考)

 

家に帰ったときはゆっくり鑑賞できなかったことを残念に思いましたが、

海の向こうの大英博物館は国立であちらは無料入場だそうで、

いつ行ってもものすごい人出だそう。 まこれもひとつの経験として

思い出に残すことにしました。

 

あべのハルカス天王寺の市立美術館に行くときは、たいてい天王寺MIOの

ハワイ料理「Muu Muu Diner」でロコモコプレートを食べます。

この日は「マヒマヒのロコモコプレート」を食べました。

マヒマヒはハワイの白身魚だったと思う。そのマヒマヒのフライと目玉焼きが

のったごはんにデミソースがかかった丼、

サラダとスープとドリンクがセットで1230円。

セットのスープも季節によっていろいろ工夫があって、いつも楽しみ。

 

お天気のいい日だったので、帰りには天王寺公園のてんしばへ寄ろうかと

思っていましたが、思いのほか疲れてそのまま帰ってきてしまいました。

今日文化の日も秋晴れのいい天気。

ずっと雨の週末が続いていたので気持ちがいいですね。

さあそろそろ干したお布団を取り込もうか・・・