今日は雪が降りました。⛄
もう寒くてヒートショックになりそうです(T_T)
前回の記事に書いたポール・モーリアの音楽のうち、
「オリーブの首飾り」。
これはマジック(手品)の際にBGMとして使われることが
ありますが、最初にBGMにつかったマジシャンは、
松旭斎すみえという人だそうです。
CDの解説書によると、「オリーブの首飾り」のシングルカットが
1975年。松旭斎すみえさんは、ラジオでこの曲を聞いて使うように
なったそうですから、私はたぶん中学生くらい。
でも、松旭斎すみえというマジシャンは知らんなあ。すみません。
さて、今日こそはNHKEテレで放映された「100分で萩尾望都」について
書きましょう。
1月2日(土)午後9:30~11:10
MCはカズレーザーさんと阿部みち子アナウンサー。
ゲストとして、
ヤマザキマリ氏(漫画家)
中条省平氏(フランス文学者)
夢枕獏氏(作家)
の4氏がそれぞれ順番に萩尾望都作品との出会いや作品の紹介を
していくという構成でした。
萩尾望都さんは、少女漫画家としてあまりにも有名。
ただこの年になっても、まだまだ奥が深く、まだまだちゃんと
読み取れてないのではと思えるくらい難解な作品が多いです。
私と萩尾望都作品との出会いは、中学2年のとき。
家で漫画を買ってもらうことはできなかったので、
漫画を読めたのは、病院の待合室や学校の図書館くらいでした。
くれたのでした。
1作目が小谷氏が紹介してくれた「トーマの心臓」。
↓
(小学館文庫の画像をアマゾンからいただきました)
あらすじ:
冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。トーマ・ヴェルナー。
そしてユーリに残された1通の手紙。「これがぼくの愛。これが
ぼくの心臓の音」。信仰の暗い淵でもがくユーリ。父とユーリへの
想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク・・・
透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた
愛と試練と恩寵。
今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
(アマゾン作品紹介より)
↓
(同上)
あらすじ:
時を超えて生きるバンパネラ一族の大ロマン。
青い霧に閉ざされたバラ咲く村にバンパネラの一族が住んでいる。
ながら、彼らは永遠の時を生きるのだ。その一族にエドガーと
メリーベルという兄妹がいた。19世紀のある日、2人はアランと
いう名の少年に出う・・・
時を超えて語り継がれるバンパネラたちの美しき伝説。少女漫画
史上に燦然と輝く歴史的超名作。
(アマゾン作品紹介より)
初めて「トーマの心臓」を読んだときの衝撃は忘れられません。
トーマがユーリに残した遺書の言葉。
「これがぼくの愛。これがぼくの心臓の音。きみにはわかっているはず」
この物語はトーマの自殺したシーンから始まる、
もっと言えばこの遺書から始まると言っていいので、
こんな漫画は読んだことがない、こんな漫画があったのか、
という衝撃でした。
「ポーの一族」は、死なない、死ねない、生き続けなければいけない
バンパネラの悲しみを感じました。
ヤマザキマリ氏は2作品を紹介。「半神」と「イグアナの娘」です。
「半神」 ↓
(同上)
私は読んだことがなく、番組を見て衝撃を受けました。
是非探して読んでみたいと思います。
「イグアナの娘」はドラマ化もされました。↓
(同上)
ドラマはみていないのですが、確か菅野美穂主演、お母さん役は
川島なお美でしたね。
原作は泣きます。私は涙なしでは読めないです。
母親との関係に悩んだことのある娘なら、心に刺さると思います。
(私には娘がいませんが、娘のいる母親にも刺さると思います)
萩尾望都作品と出会ったものの、その後はそれほど漫画にはまらず、
どちらかというと小説にのめり込んでいきましたが、
14歳という感受性の強い時期に萩尾望都作品と出会えてよかったなと
あらためて思いました。
※後日、記事に追加・補足する予定です。
※1/10 記事を補足・追加しました。