もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「アクロイド殺し」(クリスティー文庫3)を読みました

ゴールデンウイークに突入しました🌞

こちらは雨がパラパラ降り、曇り空でした。 地域によっては気温が高く暑くなったようですね。

お仕事の方もいらっしゃるでしょうが、予定のある方もない方も Have a nice day!

 

アクロイド殺し (クリスティー文庫)

アクロイド殺し」(アガサ・クリスティー 著/羽田詩津子 訳)を読みました。

この表紙、ダイヤル式の電話ですね~ 時代を感じます。

 

クリスティー作品の中でもよく知られた作品のひとつ。私も何度目かの再読になる。

深夜の電話に駆けつけたシェパード医師が見たのは、村の名士アクロイド氏の変わり果てた姿。容疑者である氏の養子が行方をくらませ、事件は早くも迷宮入りの様相を呈し始めた。だが村に越してきた変人が名探偵ポアロと判明し・・・

(「アクロイド殺し」作品紹介より)

ミステリーとしてフェアかアンフェアか、発表当時から議論になった。私も初めて読んだときは「これはないやろ」と思ったクチだが、今となっては全く問題はないように思う。それだけ時間と共に熟成したのだろう。

クリスティーがミステリーの幅を広げてくれたことを、うれしく思っている。

 

というわけで、内容についてはほぼ触れないでおく。これから初めて読む人のために。

(なんと羨ましいことよ)

 

この作品に登場するポアロは、探偵業をいったん引退し、畑でカボチャを栽培している。物語の語り手であるシェパード医師と出会うシーンがおもしろい。ドラマでもここが一番おもしろかった。

だが油断してはいけない。クリスティーに隙はないのだ。どんなおもしろおかしいシーンにも大切な鍵が隠されている。