もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」を読みました

花散らしの雨になりました。今年はたくさんの桜を見ることができて、満足しています。😊

これからは若葉がどんどん育ってきます 🍃 それを楽しみに・・・

先週末からプロ野球も始まりました。⚾ これも楽しみ~~

 

マーダー・ミステリ・ブッククラブ 〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉シリーズ (創元推理文庫)

「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」(C・A・ラーマー 著/高橋恭美子 訳)を読みました。

だいぶ前に予約をかけた本が回ってきました。昨年書店で見かけ、ブログを読ませていただいている本猿さんの記事にも取り上げられていて、読みたいとずっと思っていたのです。

 

“読書会”。コロナ禍でオンラインでも開催されるようになったらしいが、私はまだ参加したことがない。

主人公のアリシアが経験したように、読書が好きな者の集まりとはいえ、皆好きな本の種類も異なり、会の進め方や雰囲気に馴染めないこともあるだろう。大人数だと発言の機会がなかったり、少人数だと親密になりすぎる懸念もある。

好きな読書であるからこそ、なかなか軽い気持ちでは参加しにくかった。それでも、この作品を読むと、やっぱり本が結ぶ縁というのもいいもんだと思った。

 

アリシアが立ち上げた「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」は、ミステリに限定した読書会クラブ。今どき珍しい新聞広告でメンバーを募集し、最終的にはアガサ・クリスティー好きのアリシアがメンバーを選び、妹のリネットも参加することになる。

第1回の読書会は、クリスティーの「白昼の悪魔」を課題書に盛り上がるが、第2回は課題書の「スタイルズ荘の怪事件」を指定したバーバラが欠席。バーバラは行方不明になっていることがわかる。

“現実の事件”に直面したブッククラブメンバーは、バーバラの行方を探そうとするが・・・

 

表紙の絵は、一見イギリスのアフタヌーンティーだが、舞台はオーストラリアだ。紅茶よりもコーヒーを飲む場面が多かったのが興味深かった。

読書会の場面はほとんど会話文なので、自分もメンバーの一人になった気分でさくさく読める。

クリスティー好きには、ところどころに登場するクリスティー作品ネタにニヤッとさせられるし、クリスティーを知らない人には読むきっかけになるかもしれない。

続編が出ているが、ブッククラブにはクリスティー以外の作家も取り上げてほしいなと思って期待している。

 

読書会には参加できてないが、はてなブログで「読書」グループに入り、グループ参加者のブログを読みながら、たまにコメントを書いたりして楽しんでいる。これも私にとってはプチ・読書会である。