もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

ジンジャー・スナップス レモン

寒くなりました。明日から本格的に寒くなるそうです。🍂

暖かい飲み物を飲んで、あたたまりましょう~☕ 

 

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KALDIで買うお気に入りのビスケット。

スウェーデンのビスケットで、小麦粉とお砂糖にクローブ、シナモン、

ジンジャーが入っていて、卵や乳製品は入っていません。

(レモンは成分表示にないのでたぶん香料と思う)

カロリーの割にたんぱく質が少ないので、ちょっとおすすめしにくい

のですが、まあお菓子なので。(笑) 

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  (無料イラストより)

 

「さむけ」を読みました

昨日までより少し寒くなりました。

明日からは本格的な寒さになるそうです。

ストーブを出し、布団を厚いものに変え、マフラーと手袋と帽子も

用意し、準備はしたけれど。

寒いのはやっぱり苦手。

 

 寒さつながり(笑) ↓ 

さむけ (ハヤカワ・ミステリ文庫 8-4)

「さむけ」(ロス・マクドナルド 著)を読みました。

原題は「THE CHILL」。chillは悪寒、ぞくぞくするような寒けという意味。

タイトルからは怖い小説、ホラー小説を思わせますが、

果たして・・・

 

ハヤカワ・ミステリ文庫の初版は1976年。

かなり前になります。私は作者名と題名だけ知っていましたが、

読んだことはありませんでした。

10/17付の毎日新聞書評欄「今週の本棚」の「なつかしい一冊」という

コーナーで紹介されました。

選者は津村記久子氏。

津村氏の小説を読んだことはありませんが(すみません💦)、

エッセイや書評は読んでいて、好きなんです。

津村氏は、「さむけ」について、

(略)

未来のどの時点でも、小説とはどういうものかという本を自分に対して

一冊挙げるとしたら、悩んだあげくこの本を選ぶと思う。

 と書かれていました。

(略)

それが巡り巡って最後には、ミステリーの歴史に残る結末の

一文に辿り着く。個人的には、自分が読んできたあらゆる小説の中でも

最強と言っていい幕切れだと思う。

 とも。

 

読みたくなるでしょ。

書評欄に載ったせいか、結構予約がついていて、

やっと順番が回ってきたら字の小さい文庫でした(T_T)

字は読める。ピントもぼけてないんだけど、小さい字は読むのがつらい・・・

創元推理文庫とハヤカワ文庫は何とかしてほしい!!

この「さむけ」には間に合わなかったけれど、近いうちに拡大鏡

買おう。

 

舞台はアメリカ西海岸のパシフィック・ポイントという町。

探偵のアーチャーは、新婚旅行初日に新妻が失踪したと訴える

青年アレックスから、妻のドリーを探してほしいと依頼を受ける。

よくある冒頭。

古い作品なので、原作を元にひょっとしたら日本版としてドラマ化されたかも

しれない。

それはともかく、冒頭だけはよくあるパターンだ。

 

ラストまで、こんなに犯人がわからず、動機もわからず、

事件の組み立てがわからない作品は初めてだった。

それがラストでわかって、「さむけ」がしたかと言えば、

そんなでもない。

よくわからないのだ。

津村氏も、

初読のときは「なんだかよくわからない」の一言に尽きた。

と言っている。

なんだかよくわからないが、

強烈な印象を残す作品なのは間違いない。

 

ロス・マクドナルドは、レイモンド・チャンドラー

後を継ぐハードボイルド作家として高く評価されているそうだ。

ハードボイルドによくある決めゼリフや言い回しも登場するが、

ハードボイルド色は薄いほうだと思う。

会話部分が多いので読み進めやすい。字が小さいだけ。(←何度も言う)

 

図書館で借りて読んだ本だが、いずれ手元に置きたいと思う。

それまでに字が大きくなっていればいいのだけど。

 

豆乳サンドビスケット

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KALDIにコーヒーパックを買いに行って、ついでにお菓子を買って

しまいました。

珍しいお菓子がいろいろあるので、いつも何かしら買ってしまいます。

ビスケットにも中に挟んだクリームにも豆乳が入っているそうで。

食べてみました。おいしかったです。

特に豆乳の風味があるわけでもないのですが、

素朴でおいしかったです。

 

「西洋美術史入門」を読みました

今日は夕食にハンバーグを作ろうとミンチとタマネギを買って

きました。

玉ねぎのみじん切りは「ぶんぶんチョッパー」を使います。

ハンバーグの場合は玉ねぎ1個も使わないくらいですが、

キーマカレーを作るときは3個使うので、「ぶんぶんチョッパー」

でもなかなか時間がかかります。

私はスライサーを持っておらず、ほとんど包丁でやってしまうのですが、

みじん切りだけは、包丁でやると涙と鼻水でぐじゅぐじゅになり、

後始末(?)が大変なんです。

「ぶんぶんチョッパー」は重宝しています。

 

西洋美術史入門 (ちくまプリマー新書)

西洋美術史入門」(池上英洋 著)を読みました。

池上氏の本は3冊目かな。

美術の本の入門書を図書館で探して借りました。

予約がついてない本だったので、期限を延長しようかとのんびり

構えていたら、期限直前に予約がつき、あわてて読みました。

読後にブログを書くことを考えると、期限の2日前には読み終えて

いたいところです。

 

学生に「美術史」を講義している著者が、

高校生、大学生にもわかりやすい西洋美術史の導入書と

して書き下ろした本です。

ある芸術作品が、「何というタイトル」で、「誰が」、「何年に」

つくったかというデータを蓄積することは、ある程度必要。

でもそれ以上に、

「なぜその作品がその時代にその地域で描かれたのか」、

「なぜそのような様式がその時代にその地域で流行したのか」

という点を思考することが大事だといいます。

 

カラー口絵はもちろん、作中もたくさんの絵画、彫刻、建築作品が

紹介されています。

今年読んだ「漱石と鉄道」で紹介された絵が2点含まれていて、

もちろん偶然なのですが、読書をしていてこういう偶然に出合うと、

うれしくなります。

 ターナー <雨、蒸気、スピードーグレート・ウェスタン鉄道>

 オノレ・ドーミエ <三等客車>です。

 

切れ切れの知識がすっと一本筋が通ったように思えて、

整理ができました。

もちろんすぐ忘れてしまうので、また切れ切れになるのですが(^^ゞ

 

これで無事、期限に返却できるでしょう。ほっと安心。

 

「悲願花」を読みました

朝晩はだいぶ寒くなりました。

日中は日なたなら暖かいですが、日がかげると寒さを感じます。

今週はこんな感じが続きそうですが、来週は一段強い寒波が

来るそうです。

気をつけましょう(^^)/

 

悲願花

 「悲願花(ひがんばな)」(下村敦史 著)を読みました。

 下村氏の著作、「黙過」に続いて2冊目、2018年発行の書き下ろし

作品です。

 

タイトルの「悲願花」は表紙イラストのとおり、彼岸花を指して

います。

彼岸花は別名がたくさんあり、作中にも、

曼殊沙華、毒花、地獄花、幽霊花、痺れ花、捨て子花、

などの例が挙げられている。

毒があることや、花のあとから葉が出てくることから、

縁起が悪いと思われているのだが、私はけっこう好きな花だ。

 

一家心中で両親と幼い弟妹を失い、施設で育った幸子。

なかなか行けなかった家族の墓参りのため墓地を訪れる。

片隅には、黄泉へ誘(いざな)うかのように彼岸花が咲き

誇っていた。雑草地で何本も寄り添って生えているため、

まるで緑の草が血に染まっているようだった。

  (「悲願花」より)

お参りを終えて帰ろうとしたとき、幸子は墓石の前で手を合わせる

女性に目をとめる。その女性がまるで現世に未練を残す幽霊の

ようだと思うのだった。

 

幸子にも、墓地で出会った女性にも叶えたい「悲願」があった。

その悲願は叶うのか。

ラストは希望を持てて、明るい未来も感じさせます。

 

イチョウからサザンカへ

イチョウサザンカの木が交互に植えられている街路。

イチョウの葉が散り、サザンカの並木になった。

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秋にこの道を反対側から撮った写真がこちら。 ↓

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季節は順調に進んでいますね。

耐える冬になりそうですが、明るい春を信じて頑張りましょう(^^)/

 

「生物学的文明論」を読みました

12月に入り、師走らしく寒くなってきました。

空気が乾燥し、風もぴりぴりしています。

そろそろ大掃除を始めないと・・・

なんか今年は腰が重いです ←いつもか(笑)

 

生物学的文明論 (新潮新書)

「生物学的文明論」(本川達雄(もとかわたつお) 著)を読みました。

 本川先生の書かれた「ゾウの時間 ネズミの時間」という本は

だいぶ前に読みました。

この本は2011年発行。東日本大震災の年です。

あとがきは、

平成23年3月、技術が作り上げた世界は、何と脆いものかを

実感している日に。

 というメッセージで終えられています。

 

長年、生物学を大学で教えてこられ、ナマコや珊瑚の生態研究を

されてきました。

大学の一般教養の生物学の内容を、NHKラジオ第2放送での連続講演

として放送されたものが書籍化。

 

ラジオの講演原稿が元なので、話しことばで書かれた

とても読みやすい本です。

でも内容は、環境問題、資源・エネルギーの枯渇、超高齢化社会

赤字国債の山など、当時の日本社会の問題をとりあげていて、

「見方を変えれば、うまくいくかもよ」とやさしくアドバイスして

くれています。

 言葉は柔らかいけれど、なかなか辛口の文明論。

 

可愛い、おもしろい、役に立つというような、自分が好き、

自分に得になると感じられるものとばかり付き合おうとする

風潮が、今の世の中、非常に強いですね。嫌いなものとは付き

合わないし、さらには排斥する。

しかし、世の中には、自分にとって都合の良いものばかりが

存在するわけではありません。嫌いなものとも付き合って

いかざるを得ないのが、この世で生きていくことでしょう。

たとえ嫌いでも、その相手が独自の世界をもっていて、

それなりにちゃんと生きているということが理解できれば、

付き合っていけるものだと私は思っています。

  (「生物学的文明論」より)

頭痛いです。特に年を重ねると無理して分かり合おうとは思わなく

なりました。昔は結構がんばったんですが。

ちょこっとは努力しようと思います。やっぱ生きてる限りはね。 

 

 

私が大学の一般教養でとった生物学の講義は、今でも忘れられません。

私の通った大学は、当時3つの校舎に分かれていて、

1回生(関西では大学の1年生~4年生を1回生・・・4回生と

呼びます。今はどうか不明(笑))の水曜日の1時間目が生物でした。

1回生、2回生は一般教養が主で、大阪の池田にある校舎に

通いました。

奈良から池田まで2時間強。1時間目は9:00~なので、

7時前に家を出ないといけません。

阪急梅田駅発の電車に間に合うように必死でした。

池田の駅を降りると大学まで走る学生が名物だったくらいです。

この生物の担当の先生が出席に厳しく(当たり前なんですが)、

でも必修科目だったから落とせない。

私は通学に時間がかかるので、できるだけ1時間目の講義は

とらないようにしたかったのですが・・・

1年間ひたすら時間に間に合うよう通ったことと、

箕面の森に野外実習に行ったことが一番印象に残っています。

(こんなことしか覚えていなくて、先生ごめんなさい<(_ _)>)

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  (無料イラストより)