もりっちゃんのゆるブログ

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「さむけ」を読みました

昨日までより少し寒くなりました。

明日からは本格的な寒さになるそうです。

ストーブを出し、布団を厚いものに変え、マフラーと手袋と帽子も

用意し、準備はしたけれど。

寒いのはやっぱり苦手。

 

 寒さつながり(笑) ↓ 

さむけ (ハヤカワ・ミステリ文庫 8-4)

「さむけ」(ロス・マクドナルド 著)を読みました。

原題は「THE CHILL」。chillは悪寒、ぞくぞくするような寒けという意味。

タイトルからは怖い小説、ホラー小説を思わせますが、

果たして・・・

 

ハヤカワ・ミステリ文庫の初版は1976年。

かなり前になります。私は作者名と題名だけ知っていましたが、

読んだことはありませんでした。

10/17付の毎日新聞書評欄「今週の本棚」の「なつかしい一冊」という

コーナーで紹介されました。

選者は津村記久子氏。

津村氏の小説を読んだことはありませんが(すみません💦)、

エッセイや書評は読んでいて、好きなんです。

津村氏は、「さむけ」について、

(略)

未来のどの時点でも、小説とはどういうものかという本を自分に対して

一冊挙げるとしたら、悩んだあげくこの本を選ぶと思う。

 と書かれていました。

(略)

それが巡り巡って最後には、ミステリーの歴史に残る結末の

一文に辿り着く。個人的には、自分が読んできたあらゆる小説の中でも

最強と言っていい幕切れだと思う。

 とも。

 

読みたくなるでしょ。

書評欄に載ったせいか、結構予約がついていて、

やっと順番が回ってきたら字の小さい文庫でした(T_T)

字は読める。ピントもぼけてないんだけど、小さい字は読むのがつらい・・・

創元推理文庫とハヤカワ文庫は何とかしてほしい!!

この「さむけ」には間に合わなかったけれど、近いうちに拡大鏡

買おう。

 

舞台はアメリカ西海岸のパシフィック・ポイントという町。

探偵のアーチャーは、新婚旅行初日に新妻が失踪したと訴える

青年アレックスから、妻のドリーを探してほしいと依頼を受ける。

よくある冒頭。

古い作品なので、原作を元にひょっとしたら日本版としてドラマ化されたかも

しれない。

それはともかく、冒頭だけはよくあるパターンだ。

 

ラストまで、こんなに犯人がわからず、動機もわからず、

事件の組み立てがわからない作品は初めてだった。

それがラストでわかって、「さむけ」がしたかと言えば、

そんなでもない。

よくわからないのだ。

津村氏も、

初読のときは「なんだかよくわからない」の一言に尽きた。

と言っている。

なんだかよくわからないが、

強烈な印象を残す作品なのは間違いない。

 

ロス・マクドナルドは、レイモンド・チャンドラー

後を継ぐハードボイルド作家として高く評価されているそうだ。

ハードボイルドによくある決めゼリフや言い回しも登場するが、

ハードボイルド色は薄いほうだと思う。

会話部分が多いので読み進めやすい。字が小さいだけ。(←何度も言う)

 

図書館で借りて読んだ本だが、いずれ手元に置きたいと思う。

それまでに字が大きくなっていればいいのだけど。