昨日(6月15日)、西宮北口にある大学交流センターへ「古典文学レクチャー」の講座を受けに行きました。
この講座はインターカレッジ西宮という市民対象講座のひとつで、市内にある8つの大学(サテライトキャンパスも含む)が順番で8回講座を開いてくれるものです。
大手前大学・関西学院大学・聖和短期大学・甲子園短期大学・甲南大学・神戸女学院大学・兵庫医科大学・武庫川女子大学の8つの大学、短大です。
1回90分、全2回で、受講料は1,500円。
今回は、好きな万葉集の講座だったので、初めて申し込んで参加しました。
講師は、武庫川女子大学の文学部日本語日本文学科教授の影山尚之先生です。
15日は1回目で、タイトルは「武庫と猪名の万葉集」。
私が大学生のとき取った万葉集の講義も武庫川女子大学の先生でした。それもこの口座に申し込んだ理由でした。
講座で教えてもらった武庫と猪名の歌を一首ずつ紹介します。
武庫を詠んだもの ↓
〇住吉(すみのえ)の得名津(えなつ)に立ちて見渡せば
武庫の泊まりゆ出づる舟人(ふなびと)
(高市黒人 巻3・283)
猪名を詠んだもの ↓
〇しなが鳥猪名野を来れば有間山
夕霧立ちぬ宿りはなくて
(作者不詳 巻7・1140)
古代の地理と歴史と文学がミックスした講義で、90分があっという間でした。
来週が楽しみです。