コロナの感染者がまた増えてきました。
夏休みもいよいよ始まるというのに。
地元のお祭りは、開催の案内も中止の案内も
どちらもないので、決めかねているのかなーと
思っています。
ちょっと時間が経ってしまいましたが、
7/8(金)に行った「西宮で観る至高の美術ー
和泉市久保惣記念美術館展」の報告 第2弾です。
前回は、金属工芸と中国絵画を紹介しました。
今回は、日本美術と浮世絵です。
円山応挙の「写生図」。
伊藤若冲の「乗興舟」。
これは全体を紹介しにくい横に長~い(巻き物のような)作品。
京都の伏見から大坂の天満橋まで船旅をした記録で、
季節は春、昼前に京都を発ち、夕方大坂に着く所要6時間の旅。
右から左に時間が流れていきます。
この作品を見るのは3回目か4回目くらい。
不思議な魅力のある絵だと思います。
次は浮世絵。
このコーナーが一番の目的でした。
歌川国芳「相馬の古内裏」。
この絵を初めて見た衝撃は忘れられません。
説明を入れます。
左端の女性が、平将門の遺児の滝夜刃姫(たきやしゃひめ)。
蝦蟇の精霊から妖術を授かり、荒れ果てた相馬の古内裏を
巣窟に徒党を集め、亡父将門の遺志をついで謀反を企てる。
しかし、源頼信の家臣 大宅太郎光国(中央)にくじかれ自刃するー
という場面。
もともとの話では、骸骨が数百襲いかかるのだが、
作者の国芳は、巨大な一体の骸骨に換えた。
絵自体はそれほど大きくありません。
でもインパクトがすごいです。
忘れられなくて、今回も「会いに来たよ~」と
挨拶しました。(笑)
ボケてしまいました。<(_ _)>
長秀「祇園ねりもの姿」から。
最後の浮世絵のコレクションを見たくて出かけたけれど、
最初の古代中国の青銅器が興味深かったです。
この夏、あと2つくらい行きたい美術展があるのですが、
先に書いたようにコロナの状況が悪化の傾向なので、
迷っています。