もりっちゃんのゆるブログ

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「西宮で観る至高の美術ー和泉市久保惣記念美術館展」へ②

コロナの感染者がまた増えてきました。

祇園祭も3年ぶりに山鉾巡行が行われたというのに、

夏休みもいよいよ始まるというのに。

地元のお祭りは、開催の案内も中止の案内も

どちらもないので、決めかねているのかなーと

思っています。

 

ちょっと時間が経ってしまいましたが、

7/8(金)に行った「西宮で観る至高の美術ー

和泉市久保惣記念美術館展」の報告 第2弾です。

前回は、金属工芸と中国絵画を紹介しました。

 

moricchan24.hatenablog.com

 

今回は、日本美術と浮世絵です。

円山応挙の「写生図」。

 

伊藤若冲の「乗興舟」。

これは全体を紹介しにくい横に長~い(巻き物のような)作品。

京都の伏見から大坂の天満橋まで船旅をした記録で、

季節は春、昼前に京都を発ち、夕方大坂に着く所要6時間の旅。

右から左に時間が流れていきます。

この作品を見るのは3回目か4回目くらい。

不思議な魅力のある絵だと思います。

 

次は浮世絵。

このコーナーが一番の目的でした。

歌川国芳「相馬の古内裏」。

この絵を初めて見た衝撃は忘れられません。

説明を入れます。

左端の女性が、平将門の遺児の滝夜刃姫(たきやしゃひめ)。

蝦蟇の精霊から妖術を授かり、荒れ果てた相馬の古内裏を

巣窟に徒党を集め、亡父将門の遺志をついで謀反を企てる。

しかし、源頼信の家臣 大宅太郎光国(中央)にくじかれ自刃するー

という場面。

もともとの話では、骸骨が数百襲いかかるのだが、

作者の国芳は、巨大な一体の骸骨に換えた。

 

絵自体はそれほど大きくありません。

でもインパクトがすごいです。

忘れられなくて、今回も「会いに来たよ~」と

挨拶しました。(笑)

 

葛飾北斎「諸国瀧廻り下野黒髪山霧ふりの滝」

ボケてしまいました。<(_ _)>

 

長秀「祇園ねりもの姿」から。

 

最後の浮世絵のコレクションを見たくて出かけたけれど、

最初の古代中国の青銅器が興味深かったです。

この夏、あと2つくらい行きたい美術展があるのですが、

先に書いたようにコロナの状況が悪化の傾向なので、

迷っています。