おとといの火曜日、神戸ファッション美術館へ「花のお江戸ライフ 浮世絵にみる江戸っ子スタイル」展を観に行きました。
浮世絵を、当時の江戸っ子が夢中になった様々なブームや、日常の暮らしに寄り添った娯楽の数々(旅行・メイクアップ・ペット・グルメ・ガーデニングなど)をキーワードにして、紹介されていました。おもしろい切り口だと思いました。
次のような章立てになっています。
Ⅰ 旅行~富士とお城は定番です
Ⅱ 江戸っ子のメイクアップ術
Ⅲ 動物大好きのペットブーム
Ⅳ 江戸のソウルフードとグルメ
Ⅴ 粋なガーデニング
Ⅵ 季節の彩
Ⅶ 肉筆画
Ⅰの旅行では広重(初代歌川広重)の東海道五拾三次がいくつかとられていました。
Ⅱのメイクアップ術では、チラシの表紙になっている歌麿(初代喜多川歌麿)(←左側の「結髪」)や歌川国貞(三代豊国)(←右側の「口紅」)など、美人画が主でした。
Ⅲは江戸の人びとが可愛がったペットを猫→犬→鳥→金魚・・・と順に紹介してありました。このコーナーには、私のお気に入りの国芳(歌川国芳)の絵も多くとられていました。やっぱりいいなあ国芳と思いました。
Ⅳはグルメ。江戸で好まれた、寿司、うなぎ、天ぷらのほか、桑名の蛤や、茶店のお団子なんかもありました。このコーナーには、絵だけでなく、食品サンプルを使って再現もされていました。
Ⅴのガーデニングでは菊がきれいでした。
Ⅵは季節の行事、桃の節句や端午の節句など大人も子どもも当時の人びとが楽しんだ様子がわかりました。
Ⅶは版画ではない肉筆画のお軸が紹介されていました。
全ての作品撮影可でしたが、非常に照明が暗く、フラッシュは不可だったので撮影しませんでした。(誰も撮ってませんでした)
六甲アイランドは食べるお店が少なく、美術館に入る前にタリーズで軽く食べ、甲子園まで帰ってきてからフードコートでラーメンを食べました。
ゆず塩ラーメン。
室内は冷房が効いて寒いくらいですが、外は猛暑で、その気温差に疲れました。
でも久しぶりにお出かけできて、気分転換になりました。
この猛暑、とにかく落ち着いてほしいです・・・