もりっちゃんのゆるブログ

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「最後の晩ごはん 師匠と弟子のオムライス」を読みました

昨日は阪神淡路大震災から27年めにあたりました。

神戸の東遊園地は今再整備中で、追悼のつどいは例年より

狭い場所になりました。

コロナの状況はまだ変わらず、行事も縮小の傾向です。

仕方ないですが、一年に一度はあの日を思い出し、

無念の思いで亡くなられた人たちに祈りを捧げたいと

思っています。

 

最後の晩ごはん 師匠と弟子のオムライス (角川文庫)

「最後の晩ごはん 師匠と弟子のオムライス」(椹野道流 著)を読みました。

シリーズ5冊めです。

ちょっと難しい本が続いたので、軽く読めるものに戻りました(笑)

 

今回は、店長の夏神留二(なつがみりゅうじ)にスポットが

当たっています。

夏神は、「ばんめし屋」を開店する前のことをあまり

話したがりません。

それでも夏神の弟子になった五十嵐海里(いがらしかいり)が

少しずつ聞き出して、

冬山登山で遭難し、恋人と友人を亡くした過去が明らかに

なっています。

以来荒れた生活を送っていた夏神を救ったのが、

大阪の近鉄長瀬駅近くにあるレストランのシェフ、船倉でした。

 

夏神の料理の師匠 船倉が、高齢と体の不調のため

レストランを閉じると連絡が入る。

レストランの最後の営業日、夏神と海里は店の手伝いに

行くことにするが・・・

 

二組の師匠と弟子(夏神と海里、船倉と夏神)を見て、

血縁ではない深いつながりを感じました。

ちなみに、近鉄長瀬駅はマンモス大学 近畿大学の最寄り駅です。

私は一度だけ行ったことがありますが、

当時は麻雀屋と喫茶店だらけで驚きました。

今はずいぶん変わっているでしょう。

 

今回もちゃんと(?)幽霊が登場します。

そしてキーになる料理はオムライス。

オムライスは私の大好きなメニューのひとつ。

外食でもよく食べます。

シンプルなケチャップ味のオムライスが好き。

でも自分で作るのは下手で、うまく作れません。

卵料理はいつも難しいなあと思います。

 

レギュラーメンバー(眼鏡の付喪神 ロイド、

小説家の淡海五朗、海里の兄 一憲、一憲の妻 奈津、

一憲の親友 仁木涼彦)も健在。

だんだん「水戸黄門」的な(笑)おもしろさになって

きましたよ。