「古代メキシコ」展の記事、4回目です。
今回の特別展の目玉といえる、「赤の女王」のコーナーを紹介します。
マヤの代表的な都市国家パレンケの黄金時代を築いたパカル王の妃とされるのが、「赤の女王」(スペイン語でレイナ・ロハ)です。
その墓は赤い辰砂に覆われて見つかりました。
それをイメージして、真っ赤なマネキンにマスクや冠、胸飾りなどを着けて展示してありました。
残念! ぶれぶれ~~
図録から紹介することにします。
上から、赤の女王の冠、赤の女王のマスク、赤の女王の首飾り(マヤ文明)
マスクは孔雀石のかけらを組み合わせ、瞳には黒曜石、白目には白色のヒスイ曜石岩。
冠は平らなヒスイ曜石岩製のビーズが二重になっている。
首飾りは玉髄でできた筒状と球状のビーズからなる。
赤の女王の頭飾り(マヤ文明)
チャフク神の顔を表している。
赤の女王の胸飾り(マヤ文明)
クブと呼ばれる王族が身に着けるケープに施された装飾。どれもカラフルで美しい。
赤の女王の腕飾り(マヤ文明)
緑色岩のビーズ12連。
うーん、やっぱりちゃんと写真を撮りたかった・・・
アトランティス像は、王座の下に複数置かれ、両手で王座と王を支える人を表している。
イクの文字のペンダント(マヤ文明)
「イク」はマヤ語で風の意。真ん中のT字型の切れ込みがそれ。
モザイク円盤(マヤ文明)
四方に広がる黒い模様は蛇を表している。
次回は最後、アステカ文明を紹介します。