「ナイフをひねれば」(アンソニー・ホロヴィッツ 著/山田蘭 訳)を読みました。
作家アンソニー・ホロヴィッツと元刑事の探偵ホーソーンのコンビシリーズ、4作目です。前3作の記事はこちら ↓
昨年から図書館へ予約をかけていて、やっと順番が回ってきました。
主人公は作家の“わたし”、アンソニー・ホロヴィッツ。ホーソーンが解決する事件を元に小説を書くことを目的に、彼とコンビを組んできた。が、何度も危険な目に遭ったことや、自身について話そうとしないホーソーンに業を煮やし、コンビの解消をホーソーンに告げたのだった。
その翌週、“わたし”が手掛けた戯曲「マインドゲーム」を酷評した劇評家が殺された。“わたし”は、逮捕され、ホーソーンに助けを求めるしかないことを悟る・・・
“わたし”にとっては最悪の状況から始まるが、まあホーソーンが何とかしてくれるんだろうという安心感で、今までよりハラハラすることがなかった。だからストーリー展開よりも、純粋な犯人捜し(容疑者は7人)を楽しんだが、ちょっと物足りなかった思いだ。
今回はホーソーンの謎が少し明らかになった。ほんとに少しだけど。秘密にされるとよけいに知りたくなるわけで、このひっぱりは憎いなあ。
次作はまた1年以上先になるだろう。元気で読めることを祈る!