もりっちゃんのゆるブログ

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「キュレーターの殺人」を読みました

キュレーターの殺人 ワシントン・ポー (ハヤカワ・ミステリ文庫)

「キュレーターの殺人」(M・W・クレイヴン 著/東野さやか 訳)を読みました。

 

最新刊がやっと回ってきました。ワシントン・ポーのシリーズ、3作目です。

過去のシリーズはこちら。 ↓

moricchan24.hatenablog.com

 

moricchan24.hatenablog.com

 

表紙から想像されるように、切断された人間の指が次々発見されるところから物語が始まる。

このシリーズも、犯罪の方法や描写がハードでシンドイのだが、前作・前々作同様、ワシントン・ポーとティリー・ブラッドショーのコンビに救われる部分が多い。

彼らのつながりは、年齢や性差を超えていて最強だ。

 

切断された指は2本ずつセットで発見され、同一人物の指で、1本は生前にもう1本は死後に切断されていることがわかる。犠牲者は3人。

やがてポーたちは容疑者を特定するが、それはあくまでも実行犯で、その上に“キュレーター”と呼ばれる黒幕がいることがわかる・・・

 

実行犯と黒幕。そんな犯罪は現実の日本でも詐欺や強盗のシステムとして存在する。

そんな現実にこの作者はもうひとひねり加えて、恐ろしい結末を用意した。

ポーは犯人について、“あまりに長く、奈落の底をのぞきすぎた”と言っている。人間の恨みは、ここまで際限はないものなのか。ここまで膨張するものなのか。

 

今作では、おいしそうな食事のシーンがなかった。それがちょっと残念だ。

フリン警部が元気になり、ポーやティリーとまた3人で食事するシーンを待ちたいと思う。