もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「沈黙の果て」(下)を読みました

運動会日和。🌞

これくらいなら熱中症の心配も少なく、競技に集中

できますね。

私は運動音痴だったので運動会は憂鬱な一日でしたが・・・

応援だけは一生懸命やっていました(^^ゞ

 

沈黙の果て〈下〉 (創元推理文庫)

「沈黙の果て」(下)(シャルロッテ・リンク 著/

浅井晶子 訳)を読みました。

 

古い屋敷で発見された五人の惨殺死体。楽しかったはずの

休暇にいったい何が起きたのか? 夫たちを中心に

集まる彼らは、周囲からはうかがい知ることのできない

問題をそれぞれに抱えていた。夫婦間に、親子間に。

そして親密すぎるほど親密だった三人の夫たちの結びつき

には驚くべき秘密が・・・・。

 

生き残った4人のうち、一人が容疑者として逮捕された

ところで上巻は終わった。

逮捕された容疑者の無実を信じるイェシカは、

ヨークシャーからドイツに戻り、夫アレクサンダーの先妻や、

容疑者のカウンセリングをしていたセラピストに会い、

自分の知らない事情を探っていく。

 

上巻から、この物語はイェシカと、

謎の人物フィリップの二人の目線で語られるため、

私はひょっとしてこの語りに騙されているのではないかと

思ってしまった。

大丈夫。そんな意地悪なことはなかった。

 

「沈黙の果て」というタイトルは、

おそらく物語の冒頭に由来するのだろう。

スタンバリーを奇妙な沈黙が覆っていた。

まるで世界が呼吸をやめたかのような、大きな、

すべてを包み込む沈黙。

(「沈黙の果て」(上)より)

 

最後に、この前まで読んでいたピップのシリーズ

(「自由研究には向かない殺人」・

「優等生は探偵に向かない」)に登場する犬の名前と、

この物語に登場するイェシカの犬の名前が

おんなじだ。

おもしろい偶然。

欧米ではよくある名前なのだろうか~