もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「沈黙の果て」(上)を読みました

しばらく秋晴れが続いています。

湿度も低く気持ちがいいです🌞

まだちょっと夏バテが残っていて、本格的にこのいい気候を

満喫できていないのが残念・・・

まあ、ぼちぼちです(^^ゞ

 

沈黙の果て〈上〉 (創元推理文庫)

「沈黙の果て」(上)(シャルロッテ・リンク 著/

浅井晶子 訳)を読みました。

 

タイトルと雰囲気のあるカバー絵で選んだ本です。

シャルロッテ・リンクはドイツのベストセラー作家

だそうですが、初めて読みました。

 

幼なじみのアレクサンダー、レオン、ティムの

3人は、イギリス・ヨークシャーの屋敷で休暇を

過ごすのが恒例だ。

それぞれ家族を連れ、2週間近くを過ごす。

アレクサンダーの妻 イェシカ、アレクサンダーの

先妻との娘 リカルダ、

レオンの妻 パトリツィア、娘のディアーネとゾフィ、

ティムの妻 エフェリン、

と総勢9人。

 

旦那同士は幼なじみだとしても、妻や子どもたちは

全くなじみがないわけで。

こういう恒例行事はなかなか気が重いものだ。

私の父も、夫も同じようなことをよくやっていた。

父の場合は、子どもには拒否もできず参加していたが、

夫が自分の友人との集まりに私を誘う場合は、

早々に「私は行かない」と拒否した。

うまく家族ぐるみで付き合える場合もあると思うが、

夫の立場を考え、機嫌よく過ごさなければならなかったり、

気遣いをしたり、なかなか大変なのだ。

まして、年月を重ねる間に家族の状況も変わる。

離婚もあれば、不幸にして家族を亡くすこともある。

病気もするし、失業も。

決して楽しいだけでは済まないのだ。

 

ヨークシャーの屋敷、スタンバリー・ハウスでは、

殺人事件が起こってしまった。

9人のうち一度に5人が惨殺されてしまったのだ。

生き残った4人のうち、一人が容疑者として逮捕

される。

ここで上巻は終わり。

殺された5人すべてに殺意をもつ人物は見当たらない。

ひょっとして、叙述トリックか・・・

下巻に続く~~