もりっちゃんのゆるブログ

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「アーノルド・ローベル展」へ 本編

昨日からちょっと背中が痛いな、と思っていたら、

今朝から首と背中がかなり痛く、湿布を貼ることにした。

背中に自分で湿布を貼るのは難しい。

旦那さんにいつも頼るようではいけないと思い、

ひとりでやってみた。

痛い箇所よりかなりずれてしまった・・・(T_T)

だいたい、痛いから腕をうまく使えない。

ひとりで湿布を貼る便利グッズがあるそうだ。

ひとりで背中に塗り薬を塗るグッズはあるかしら。

悩ましい問題だ・・・

 

おととい行った「アーノルド・ローベル展」

(於:市立伊丹ミュージアム)について書きます(^^)/

 

チラシはこちら  ↓

アーノルド・ローベルという名前を知らない人でも、

この「がまくんとかえるくん」の絵をご存知のかたは多いと思います。

私は息子が小学生のときの教科書で知りました。

(『ふたりはともだち』所収 “おてがみ”)

虜になるくらい好きになり、本も買いました。

   ↓

訳が三木卓氏なのもびっくりしましたが・・・

 

アーノルド・ローベル氏は、1933年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。

小さい頃は体が弱く、読書や手芸をするおとなしい子どもでした。

絵を描くのが好きで、その方面に進みたいと思うものの、

22歳で結婚し子どもも産まれたため、生活のために挿絵やイラストの

仕事をします。

自分の好きな絵が描けず、悩みながらも実力をつけ、

やっと自分の絵本が出せるようになったのでした。

ローベル氏は、「イソップ童話」のような道徳絵本を嫌がりました。

「がまくん」の性格に近い感じ。強制されるのは嫌なんです。

 

そんななか、「がまくんとかえるくん」シリーズが

生まれました。

緑色の背の高いのが「かえるくん」、

茶色の背の低いのが「がまくん」です。

がまくんは、悲観的で心配性、めんどくさがりですが、

一度夢中になると一心不乱な性格。

かえるくんは、やさしく面倒見がよく、ポジティブです。

ふたりは深い友情で結ばれています。

 

パネルやチラシに「Alone Together」とありますが、

一見 ん?と思いますね。

でもこれは、がまくんとかえるくんの魂の結びつきを

表していると思うのです。

『ふたりはともだち』『ふたりはいっしょ』

『ふたりはいつも』『ふたりはきょうも』と

シリーズは4冊出ましたが、

ローベル氏はだんだん、がまくんがかえるくんに支配

されていく、依存していくように思われるのを嫌い、

かえるくんが置手紙をしてひとり島へ行ってしまう話で

このシリーズを終えます。

親友が「ひとりになりたいのでしばらく留守にします。

心配しないでください」と言い置いて出て行ったとき、

自分ならどうするか。

ひとりになりたいときもあるだろうと思い、

そっとして待っている。

えらいこっちゃとあちこち探しに出かける。

いろいろ考えられるでしょう。

がまくんはどうするか。

私はこの「Alone Together」がひとつの理想だと

思いました。

 

ミュージアムショップで絵はがきとブックカバーを

お土産に買いました。

 

あと、少し続編があります。

それは次回に~~