もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

今年の冬は寒さがきびしかったので、早く春が来ないかと
待ち焦がれていたのに、
梅が咲いて、桃の節句が終わったら、急にさみしくなってきた。

春は別れの季節でもある。

「春なのに」という柏原芳恵の歌は卒業がテーマだけど、
こんな春のビミョーな感じにぴったりで好き。

「SAKURA」というオルゴールソングのCDを見つけた。
この中の歌はまだ新しいよ。

さくら(独唱) 森山直太朗
桜坂      福山雅治 
SAKURA     いきものがかり
桜の時     aiko
春風      くるり
CHE.R.RY    YUI
さくら     ケツメイシ
桜       河口恭吾
チェリーブラッサム 松田聖子
さくらんぼ   大塚愛
桜の花びらたち AKB48
桜援歌     関ジャニ8
桜咲ケ     嵐
桜       川本真琴
SAKURA     レミオロメン
桜       コブクロ
春よ、来い   松任谷由実
さくら さくら

最後は、あの筝曲だと思う。
桜の歌は今も多いですねー

あれ、音楽の話になってしまいました。


本の感想でした。

初、辻村深月

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)

途中までぼちぼち読み、あとは一気に読み終えた。

20代で読んだら、30代で読んだら、
どう思っただろう。(まだ出てなかったから読めなかったけどね)
中学や高校の女友達とのややこしくめんどくさい関係も
よくわかるが、
母と娘の危うい関係が痛いくらいに描かれている。

チエ、どうして?
私は思う。
どうして、お母さんを殺したの。何故それは私の家ではなく、
あなたの家だったのだ。娘に殺されて死んだのは、何故、
私の母ではなく、あなたの母なのだ。

この疑問を最後まで背負って、一緒にチエを追いかけた。

ミステリーというよりも、女子小説。
情報過多な時代にあって、女子は昔よりもずっとずっと
生きにくくなっているのかもしれない。
それとも昔からそれなりに生きにくかった?
「女 三界に家なし」というが、現代はもっと複雑だと思う。

自分がどうして同窓会に二の足を踏むのか、
なんとなくわかった気がする。
心を映す鏡のようなお話。