もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「最後の晩ごはん 旧友と焼きおにぎり」を読みました

1月ももうすぐ終わり。あっという間です。

今日は血液検査のため医者に行きました。

来月半ばから、3回目のコロナワクチン接種を始めると

のこと。

その予約が始まっています。

もちろん接種券がないといけなくて、今接種券が

届いているのは早く打った高齢者が中心です。

自分に届くのはまだまだ先だと思うので、今はのんびり

待っています。

 

最後の晩ごはん 旧友と焼きおにぎり (角川文庫)

「最後の晩ごはん 旧友と焼きおにぎり」(椹野道流 著)を

読みました。

シリーズ6作め。今作からイラスト担当が変わり、

表紙の雰囲気も少し変わりました。

 

今回焼きおにぎりを食するのは、魂の宿ったお人形です。

「ばんめし屋」の常連である仁木涼彦(にきすずひこ:

芦屋警察署生活安全課刑事)から、

主人公の五十嵐海里(いがらしかいり)は相談を受ける。

木版画家 西原アカネが、就寝中部屋の中から

変な声が聞こえたり、気配を感じるというのだ。

“霊感”をもつ海里と眼鏡の付喪神であるロイドの力を借り、

犯罪性があるのか、“霊”の範疇であるのか確かめたいというのだ。

アカネの家を捜索してみるが、特に不審な点はない。

アカネと相談して、海里(ロイド付き)と仁木刑事、

そして海里の義姉 奈津とで、夜中に寝室を見張ることに

なった。

果して謎の声と気配の主は・・・?

 

はい、答えは始めに書きましたね。

お人形でした。

人形供養という行事があるように、お人形には魂が宿ると

昔から思われています。

筆供養や針供養など、人が長いあいだ自分の分身のように

使っていた道具にも、念や魂が宿るとされます。

私はそれほど信心が強いわけではないのですが、

物は大切に使いたいと思うし、

確かにお人形を無造作に捨てることにはちょっと抵抗が

あります。

 

物語のお人形は、海里たちの奮闘によって無事魂が昇華

されました。

めでたし、めでたし。