もりっちゃんのゆるブログ

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「最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ」を読みました

最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ (角川文庫)

「最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ」(椹野道流 著)を

読みました。

シリーズ7巻めです。

 

表紙の絵は芦屋川の上流です。

夏神店長が作ったそぼろ弁当を持って、従業員の

海里とロイドがピクニックしているところ。

黒猫が描かれていますが、今巻登場する幽霊は

猫のタクトです。

黒猫はだいぶ前に亡くなっているのですが、

飼い主をそばでずっと見守っていました。

それなのに、飼い主は突然交通事故で死んで

しまいました。

飼い主の遺品整理の手伝いを頼まれた海里は、

猫のタクトのために、飼い主とタクトを会わせようと

策を練るのでした・・・

 

思い出のドーナツを飼い主とタクトが味わうのは、

芦屋から西宮市に入り、2号線沿いの市役所の隣の

お寺を曲がって、でっかいクスノキのあるあたり。

通りの反対側は病院とされている。

実際の位置関係は違っているが、あのへんかなと

場所を想像できる。

 

今巻の冒頭、ロイドのリクエストで3人が京都旅行を

するくだりがある。

今がとても幸せだから、その幸せに終わりがくるのが恐い。

いい出会いであればあるほど、別れが辛い。

夏神が海里に思いを打ち明けるシーンがあって、

私も考えさせられた。

幸せだったと思える思い出があること、

別れがつらく思える人と出会えたこと、

それはとても素晴らしいこと。

そんな思い出や出会いがあれば、その人の心は

うんと豊かだ。

自分が若くなくなってそう思うな。

 

京都、久しく行っていません。行きたいな~

 

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(無料イラストより)