冷たい雨が降っています。せっかくの週末なのに、昨日から天気がすっきりしません。
昨日はジムに行きましたが今日は出かけず(ジムはお休み)、朝からハロウィーンのブローチを作っています。
今月30、31日とジムでハロウィーンイベントがあり、
仮装するかオレンジ色のものを身に着けて運動すればポイントゲットできるのです。
仮装はちょっと恥ずかしい。
でも単にオレンジのタオルを首に巻くだけでは、巨人のファンみたいでいや。
それで、まず100均ショップのハロウィーンコーナーで物色しました。
小さい帽子(オレンジ)の付いた髪留め、かぼちゃ(オレンジ)の付いた腕輪、
マント型の付け襟(オレンジ)を買ってきました。
家で全部着けてみたら、息子に「仮装よりよっぽど恥ずかしい!」と酷評されましたが、髪留めと腕輪は運動に支障もなさそうなので候補に。
着け襟は不織布が首に擦れて痛いので却下。
他の100均やロフトも見てみましたが、運動に向くようなアクセサリーはなかなか見つかりません。
それで自分で作ることにしました。
かぼちゃのブローチです。
リバースアップリケでジャック・オ・ランタンを作ります。
本体を作って、あと裏側にピンを付けたら出来上がりというところで、
ピンを探すとなんと切れていた!
というわけで、ピンを付けてからアップすることにします。
さて、何日か前になりますが、宮部みゆき「楽園」上下巻を読み終わりました。
解説にも書いてありましたが、「模倣犯」の続編というよりは「スピンオフ作品」
でした。
主人公は「模倣犯」で最後に犯人と対峙したライターの前畑滋子さん。
この事件から9年が経った設定。
滋子さんの背景には「模倣犯」事件がもちろんありますが、この「楽園」のお話自体は
「模倣犯」を知らなくても大丈夫ではと思います。
突然の交通事故により12歳で亡くなってしまった等(ひとし)くん。
この話には亡くなった子として登場してくるのに、最後までこの等くんの魂を感じられた作品でした。
等くんのおかげで、「模倣犯」で傷ついた滋子さんや読者の私たちまで、清浄なものに
包まれました。
滋子の内側で、音をたてて何かが溶けた。溶けたものはあたたかかった。清浄だった。
滋子の体内を、心の隅々までも洗ってくれた。その心地よさに目がくらんで、思わず壁に手をつき、身体を支えなければならなかった。
(下巻より)
宮部流の解決の仕方ですが、「模倣犯」のまま何もないよりは、この「楽園」があって
私はよかったです。
さて次の読書は、同じく宮部みゆきの「小暮写真館 」(上下巻)。
これで宮部氏の現代物の手持ち分は既読になりそう。
さあ読書の秋!