もりっちゃんのゆるブログ

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陽だまりの彼女

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

陽だまりの彼女 (新潮文庫)

女子が男子に読んでほしい恋愛小説№1で
去年映画化もされた作品。

おばさんが今更読むもんでもないかと思っていたが、
どうも気になるので、正月帰省した息子に持って帰ってもらった。

昨夜から読み始めて、今日の昼には読み終えた。

「絶対、解説を先に読むな。順番に前から読むように」と
念を押す息子は、
「結構、最後びっくりするで。いや〜そう期待するほどでもないけど」
なんて意味深なことを言う。

いろんな読み方ができる作品だと思うが、
ストレートなベタ甘恋愛小説として味わうのが王道なのかな。

読み終えてふと思い出したのが、宮本輝の「春の夢」。
浩介と真緒が「春の夢」のカップルに重なる。

自分の隣にいる大切な人が、実は陽だまりの彼女、彼氏かもしれない。
それは、不思議であたたかい、ちょっとドキッとする想像だ。