もりっちゃんのゆるブログ

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「ラプラスの魔女」を読みました

ちょっと暑いけれど秋晴れのいいお天気です🌞

 

ラプラスの魔女

東野圭吾著「ラプラスの魔女」を読みました。

 

作者の東野氏みずから「これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった」

と言われている通り、異色作です。

事故死とみられる出来事が起こり、本当に事故死なのか、

偽装された殺人では? とミステリらしい始まりなのだが。

タイトルの「ラプラス」は人名で、ピエール・シモン・ラプラスという

フランス人。

この世に存在するすべての原子の現在位置と運動量を把握する知性が存在するならば、その存在は、物理学を用いることでこれらの原子の時間的変化を計算できるだろうから、未来の状態がどうなるかを完全に予知できる。

 ??? なんのこっちゃですが。

今のAIを超えるような知性を持つ人間がもし存在したら、

物理現象だけでなく、意思を持った人間の行動までも予測できる

という説です。

どちらかというと、ミステリよりSFに近い気がします。

“夢や希望は未来がわからないからこそ持てる”

というような言葉も出てくるように、読んだ後は少し厭世的な

気分になりました。