もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

『今昔百鬼拾遺 鬼』

今年はGolden週間ならぬStay Home週間となりました。

私も今日は買い物にだけ外出。

コープこうべは13:00~15:00がすいているとのこと。

 開店時間から30分間は高齢者、障害者、妊婦さんなどの

 優先時間になっています)

明日は一日こもります。

 

京極夏彦著『今昔百鬼拾遺 鬼』を読みました。

今昔百鬼拾遺 鬼 (講談社タイガ)

去年の新刊で、この「~鬼」は講談社タイガから、

「~河童」は角川文庫から、

今昔百鬼拾遺 河童 (角川文庫)

「~天狗」は新潮文庫から、

今昔百鬼拾遺 天狗 (新潮文庫)

出版社をまたいで連続刊行されました。

すぐ購入してすぐ読んだのですが、ブログにはアップしませんでした。

一年経ってアップしようと思ったら内容があやふやで・・・

今回再読しました(^^)/

 

上記3作は、京極氏の「百鬼夜行シリーズ」のスピンオフの

位置づけになるかな。

主人公は「百鬼夜行シリーズ」5作目の「絡新婦の理」の主要登場人物、

呉美由紀(くれ みゆき)で、「絡新婦~」からほぼ1年後昭和29年の

設定です。

 

美由紀ちゃん、「絡新婦の理」では事件に巻き込まれ壮絶な体験を

しましたが、転校して高校生をたくましく続けています。

「昭和の辻斬り事件」と呼ばれた連続通り魔の7人目の被害者となった

片倉ハル子は呉美由紀の友人。

美由紀は事件を「絡新婦~」の事件で知り合った古本屋「京極堂」の

中禅寺秋彦か探偵の榎木津礼二郎に相談しようとしたが、二人とも

遠出中。

京極堂中禅寺秋彦の妹、中禅寺敦子に相談する。

ハル子は、鬼の因縁で斬り殺される血筋だった・・・?!

 

百鬼夜行シリーズ」に比べて、うんと読みやすく

そして薄い!(ページ数が少ない)のですぐ読めます(笑)

辻斬りやら斬り殺されるやら、ずいぶん物騒で怖そうですが、

ちょっと時代劇っぽくてそんなにおどろおどろしくないです。

本当に怖いのは・・・これは百鬼夜行シリーズと同じテーマですね。

 

今回の再読で、「百鬼夜行シリーズ」のほうも何度目かの再読を

始めています。

姑獲鳥の夏

魍魎の匣

狂骨の夢

鉄鼠の檻

「絡新婦の理」

どれも太い!(ページ数の多い)ので再読も時間がかかりました。

 

次は『今昔百鬼拾遺 河童』の再読に着手します。