今週次々と梅雨入りし、あとは東北北部を残すだけになりました。
近所のお庭のアジサイも咲き始めました。
梅雨入りする前の真夏のような暑さがこたえたようで、
ちょっと体調がよろしくありません・・・
だるくて、作業の効率が悪く、何をやってもあまり進まず。
ぼーっとしていることが多いです。
こんなとき、比較的できるのは読書で、ぼーっといろんな本を眺めたり、めくったり
ときどき寝たり、寝ながら読んだり、また寝たり、とほとんど生産性のない生活をしています(笑)
雨にちなんで。
「牧知寿子が死んだ、と聞かされたとき、渡辺美久はちょうど蕎麦を茹でているところだった。」
という書き出しがぞくっとする。
25歳になった女性たちが通夜の席で再会し、個々の生き方を見つめていくお話。
宮木あや子だから気をつけなくっちゃ、と気合いを入れて読んだが、
やっぱりハードなお話。
全寮制の女子大で暮らす訳アリのお嬢様たち。
表紙のかわいらしさに隠された残酷な展開に震える。
塔つながり。
松本清張の「恋愛小説」と聞き、読むことにしましたが、もちろん推理小説の部分もあって、
読ませます。
ずっと図書館のYA(ヤングアダルト)コーナーにあり、狙っていた作品。
YAコーナーには、大人には近づけない、大人を寄せつけない固い透明ボードのようなものが
あって、児童書コーナーのように気軽に借りられなかった。
でも、読みたい本がたくさんあり、オバサンの憧れだった。
文庫で見つけて、「やたっ!」
YA作品には、「さあこの本はこんなに面白いよ。読んでごらん」という作者のサービス精神が
感じられてうれしい。
本と戯れる間に、だんだん元気になれればいいなと思っています。