昨日、コロナ禍になって初めて三宮へ出かけました。
2018年2月から休館しリニューアル工事をしていた神戸市立博物館が2019年11月にオープンしてから、なかなか行く機会がありませんでした。
今年から珍しいインド絵画の展覧会が始まったので出かけてみました。
昨年アフガニスタンの細密画を見に行きましたが、インドにも細密画の文化があります。
一方、今回展示されているインドの近代画家、ナンダラル・ボースとウペンドラ・マハラティらは、西洋や日本の美術の影響を受けながらもインドの伝統絵画を大切にしたようです。
植民地化されたインドの独立運動ともつながっています。
まず、ボースさん。
↑ 《たそがれ》
↑ 《ガルーダ神柱によりかかるチャイタニヤ師》
チラシの写真なので見にくくてすみません💦
ボースさんの印象は、中性的な人物と色っぽさです。
次は、マハラティさん。
↑ 《アルダナーリーシュヴァラ(シヴァとパールヴァティー)》
↑ 《サティの遺体を抱いて世界を蹂躙するシヴァ》
シヴァはインドの破壊と創造の神様。
簡単に神話を説明すると・・・
シヴァとサティは愛し合って結婚したが、サティの父親が反対しシヴァを認めずないがしろにしたため、サティは抗議の焼身自殺をした。
怒ったシヴァはサティの遺骸を抱きながら、各地を放浪し都市を破壊して回った。
釈迦の涅槃を描いた絵もありましたが、日本でよくみる動物や植物が周りを取り囲む構図ではなく、もっと抽象的で白い雲のようなもの、赤や黄色の光のようなもので覆われ、大自然を表しているようにと思いました。
なかなか見る機会のない絵を見ることができ、満足しました。
残念ながらグッズはなかったので、博物館所蔵の「聖フランシスコ=ザビエル像」と「びいどろコレクション」の絵葉書、南蛮屏風のブックマーカーをお土産に買いました。
雨が心配でしたが、曇りのまま駅まで帰ることができました。(^^)v