もりっちゃんのゆるブログ

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大山崎山荘美術館「コレクションー春」展へ②

う~~蒸し暑くなりました。

今週は熱帯夜も予想され、今からちょっとうんざり⤵

いやいや、これで参っていては先が思いやられる・・・

少しずつ慣れていかないとね(^^ゞ 🍧

 

さて、大山崎山荘美術館に出かけた報告 第2弾です。

この山荘は加賀正太郎という実業家が自ら設計したと、

前回書きましたが、加賀氏はニッカウヰスキー

創業者のひとりでもあります。

そして、美術館として再生したこの山荘の収蔵品は、

山本為三郎氏のコレクションが中核を成しています。

山本氏は現アサヒビールの初代社長。

ウイスキーとビールの不思議な縁ですね。

 

入り口を入ると、順路に沿って進みます。

まずは、回廊を通って「山手館」へ。

外側から見ると回廊はーーーーーーーー⤵

「山手館」は「夢の箱」と呼ばれていて、

ユトリロ、ルオー、ヴラマンク、クレー、カンディンスキー他の

作品がありました。

ユトリロは大好きな画家の一人で、

絵を見ると「また会えたね」という気分になります。

 

チラシの表は、カンディンスキーの「コンポジション」。

音楽みたいな楽しそうな絵。

 

クレーの「大聖堂(東方風の)」。

落ち着いた色合いでとても気に入りました。

 

「山手館」を出るとまた回廊を渡って、本館に戻ってきました。

本館では、ミロの彫刻、

バーナード・リーチルーシー・リーの陶芸作品を

多く観賞しました。

バーナード・リーチの白化粧彫絵飛燕文皿(右)

ひょろっとしたツバメの小さい脚がかわいい💛

 

ルーシー・リーの溶岩釉長頸壺。

 

本館1階を見終えると、長い階段を降りて「地中館」へ

向かいますが、私はエレベーターを利用しました。

本当は地下に潜っていくような気分を体験できる

階段の方がいいのですが、膝の調子が悪くて・・・

「地中館」は「地中の宝石箱」と呼ばれ、

地下にある円形の展示室です。

ここのメインは、モネの「睡蓮」。

展示室の真ん中に椅子があり、座ってゆっくり「睡蓮」を

味わうことができます。

2枚あり、その1枚はこれ ↓

モネは何枚も睡蓮を描いていて、私もいくつか見ましたが、

ゆっくり座って見たのはここが初めてでした。

睡蓮の池に差し込む光がゆらゆら揺れる様が目に見えるようで。

別世界に入り込んだようでした。

 

本館に戻り2階を見学。

2階は主に、山本為三郎氏が支援した「民藝運動」に

関わった人々の作品。

民藝運動」には詳しくないので、

パンフから引用すると、↓

昭和初期に柳宗悦(やなぎむねよし)らによって

提唱され、健やかな無事の美を宿す民衆的工芸を

再評価した芸術運動。

河井寛次郎濱田庄司らの作品が、部屋の壁に埋め込まれた

棚に飾るような感じで、展示されています。

 

2階には喫茶室(飲み物とケーキ)があり、

テラス席でもいただくことができます。

私が行ったときは満席でした。

でも、テラスには出ることができ、写真を撮りました。

いい眺め!

 

見学を終えて、ミュージアムショップで絵はがきや

しおりを買って建物を後にしました。

このあとはお庭を歩きました。

それは次回に(^^)/