もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「木曜日にはココアを」を読みました

あまりにもあたたか過ぎて、「何着たらいいかしら」の

毎日。

でもそんな悩みは贅沢に思う、今のウクライナ状勢です。

毎日避難するウクライナの子どもたちやお母さん、

年老いたご夫婦が涙されているのを見て、

本当につらい。

今は近所のお地蔵さんの祠を訪ねて、ウクライナ

人びとの平安を祈っています。

でもこんなのは私のただの何もできない言い訳に

すぎない。情けないくらい無力だ。

 

昨日は、近所の幼稚園で卒園式がありました。

学校の卒業式もそろそろかな。

私はこの季節が好きです。

希望に満ちてみんな笑顔で。

今年の卒業(卒園)生はまる2年コロナ禍の

生活でした。

不便や大変なことも多かったと思います。

コロナが落ち着いて、みなさんの未来が明るいものに

なりますように。

ずっと願っています。

Bon Voyage!

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  (無料イラストより)

 

木曜日にはココアを (宝島社文庫)

「木曜日にはココアを」(青山美智子 著)を読みました。

1年前図書館に予約をかけて、ようやく回ってきました。

私の後にもまだまだ予約が続いている人気作。

 

桜並木のある川沿いのカフェ「マーブル・カフェ」。

そのカフェを訪れる「ココアさん」と呼ばれる女性から

始まるリレー形式の短編集。

短い物語に登場する人たちは、目立たない、どこにでも

いそうな人たち。

でも人知れず悩み、傷つき、がんばっている。

そんな無名の人々にエールをおくるような、

あたたかい物語だ。

 

ひとうひとつの物語には色の名前がついている。

  1. 木曜日にはココアを(Brown)
  2. きまじめな卵焼き(Yellow)
  3. のびゆくわれら(Pink)
  4. 聖者の直進(Blue)
  5. めぐりあい(Red)
  6. 半世紀ロマンス(Gray)
  7. カウントダウン(Green)
  8. ラルフさんの一番良き日(Orange)
  9. 帰ってきた魔女(Turquoise)
  10. あなたに出会わなければ(Black)
  11. トリコロールの約束(Purple)
  12. 恋文(White)

それぞれの色が集まってひとつの色鉛筆画のように

仕上がった本だと思いました。