もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「死にゆく者の祈り」を読みました

明後日、3/1(火)にコロナワクチンの3回目を接種することに

なりました。

先週の木曜に接種券が届き、すぐ予約がとれました。

ただ、ファイザーかモデルナかは当日にならないと

わからないとのこと。それでもいいかと確認されました。

ファイザーを2回打ちましたが、2回目の副反応がひどかった

ので、まあどちらでも一緒かと思い承知しました。

2日間は寝込むことを覚悟して準備しておこうと思います。

 

死にゆく者の祈り

「死にゆく者の祈り」(中山七里 著)を読みました。

 

教誨師(きょうかいし)という職業をご存知ですか?

刑務所において、服役中の受刑囚に対して、

過ちを悔い改め徳性を養うための道を説く者。

多くは宗教家が任ぜられる。

上に職業と書いたが、ほとんどはボランティアのようだ。

 

表紙の僧侶が主人公の教誨師、高輪顕真(たかなわけんしん)。

集団教誨のため東京拘置所へ出かけた顕真。

教誨を受ける囚人のなかに、かつての友 関根要一を見つけ動揺する。

それも死刑囚。

信じられない顕真は、関根の起こした事件を調べ始める。

 

重い話だろうと思って読み始めました。

ちょっと毛色が違いました。

テーマはずばり熱い友情。

中山七里氏には珍しく(失礼<(_ _)>)、どんでん返しがなく

どちらかというとハッピーな終わり方です。

 

冤罪はあってはならない。

そのうえで、死んで償うことと生きて償うこと、

罪と罰という大きなテーマについて

考えさせられました。

「死刑制度」については勉強不足なので、

その関係の本も読んでみようと思っています。