しばらくアップをサボっていました💦
こそっと更新します・・・
今日は衆院選の投票日です。
私は先週に期日前投票を済ませました。
雨もあがりましたし、どうぞ大事な一票を入れに行きましょう。(^^)/
甘い香りに振り向くと、
きんもくせいが咲いていました。
小学6年生のとき、岡山市の小学校に転校しました。
その学校では“創作童話”のコンクールが毎年開かれていて、
読書が大好きだった私は、その学校でできた友だちの影響もあり、
そのコンクールに応募しました。
それまでも自分で勝手に童話や小説もどきのものを書いていたからです。
原稿用紙5枚以内という制限で、私は公害問題を取り扱った
童話というよりシビアな児童小説風の作品を書きました。
最後は主人公が海に身を投げて死ぬストーリーで、悲しいラスト。(笑)
コンクールでは特選が1作品、入選が3作品、佳作が5作品な感じで
(はっきりとは覚えていない)、
私の作品は入選に選ばれました。
特選と入選の作品は後日文集にして配られたので、
自分以外の作品も読むことができました。
そのとき特選に選ばれた作品のタイトルが「きんもくせいの咲く頃」
(手元にもう文集がないので、表記が違うかもしれません)。
初めて読んで、「すごい」、そして「負けた」と思いました。
別に勝負をしたわけではありませんが、「かなわない」と思った
作品でした。
きんもくせいの咲く頃に嫁いでいく姉を想う弟のお話で、
あれからもう半世紀になるのに、きんもくせいの香りを嗅ぐと
このお話を思い出します。
「きんもくせいの咲く頃」を書いたのも友だちで、
私に「○○ちゃん(私のこと)は将来絶対小説家になるわ!
そして私は将来○○ちゃんの全集を読んでいるの」と
こちらがびっくりするようなことを言う子でした。
私はその頃密かに小説家になりたいと思っていたのですが、
そのうち小説を書かなくなりました。
今から思うと、そのきっかけは「きんもくせいの咲く頃」
だったのではと思います。
私はもちろん小説家にならなかったし、これからもならないでしょう。
でも、あの「きんもくせいの咲く頃」を書いた作者のあの子は
ひょっとしたら私の知らない名前で小説家デビューを果たしているのでは
と思ったりします。