もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「ウツボカズラの甘い息」を読みました

ひと雨ごとにだんだん秋らしくなっていきます。

8月の長雨のせいで野菜が高くなり、家計の味方 豆苗を買ったり、

いろいろ工夫しています。

豆苗はニンジンともやしとでナムルにしました。

 

ウツボカズラの甘い息 (幻冬舎文庫)

ウツボカズラの甘い息」(柚月裕子 著)を読みました。

 

おもしろかったです。

タイトルの雰囲気からは“イヤミス”の匂いがプンプンしました。

イヤミス”はあまり好きではないので少し心配でした。

でも、“イヤミス”ではないかな。

 

髙村文絵は37歳の主婦。小学生と幼稚園児の娘を持ち、

日々育児と節約に追われている。

学生時代はその美貌が羨望の的だったが、今は見る影もない。

そんなとき出先で中学の同級生だと名乗る杉浦加奈子に

声を掛けられた。

今の自分に全く自信がない文絵はー。

 

この文絵の話と、鎌倉の別荘で起きた殺人事件を追う

二人の刑事、秦圭介と中川菜月の話が交互に現れる。

 

殺人事件は解決する。

けれど、文絵がその後どうなったのか全く記述がない。

読み手がいろいろ想像することはできるが、なんだか

もやもやする。

それが不満だ。

 

ウツボカズラは食虫植物。なかなか妖艶なタイトルです。