今日は一日中眠くて困りました。過ごしやすくなったので
なんだかうとうとしてしまいます・・・
(無料イラストより)
話は変わって。
タランチュラをご存知ですか?
主にヨーロッパでコモリグモという中型~大型のクモを
さす俗称です。
映画「007」シリーズのなかで、ジェームズ・ボンドが目覚めると
自分の体の上をこのクモが這っていたというシーンがありました。
ボンドはあわててスリッパでクモを叩き潰すのですが、
実はこのクモには毒はあるものの、人間が死ぬほどではないそうです。
私は、天地茂が明智小五郎役のシリーズで、タランチュラが出てくる
場面があった気がして調べました。
「化粧台の美女」、江戸川乱歩の「蜘蛛男」を原作にしたドラマでした。
この印象が強くて、タランチュラは恐いクモだと思っていました。
人間にとって恐いクモのひとつに、ゴケグモの仲間があります。
漢字で「後家蜘蛛」と書き、雌が交尾のあと雄を食い殺して
しまうことに因んでいます。 おお~ ( ̄ロ ̄lll)
日本でも危険な外来生物として知られた、セアカゴケグモがいますね。
やはりよく知らない虫はむやみに触らないほうがいいでしょうね。
「完訳 ファーブル昆虫記 第2巻下」には、タランチュラと俗に言われる
ナルボンヌコモリグモが登場します。
クモは昆虫ではないけれど、ファーブルさんはよく観察していました。
コモリグモ(子守蜘蛛)の仲間は、雌グモが卵を糸でまとめて
背負い、幼体(クモは昆虫ではないので幼虫とは言わず幼体という)が
孵化すると背中に乗せて保護します。
このクモは地中の穴に隠れて通りかかった昆虫を捕らえて食べます。
そこそこ大きなハチでも捕らえるので、ハチの針とクモの牙とでは
さすがにクモの牙が勝るのかと思えます。
ところが、このナルボンヌコモリグモを狩るハチが次に登場します。
ベッコウバチです。
コモリグモが獲物が来たと穴から飛び出してきたところを、
ベッコウバチが捕らえるのです。
上には上がいるのですね~
私はクモがほんまに苦手で写真やイラストを見ただけでも、
ぞぞ~となって読むのが大変でした。
前の記事に書いたツチハンミョウとゲンセイの生態もなかなか
グロテスク・・・
この先どんな虫が出てくるのか、読み続けられるか
それがこわい・・・