もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「死神の棋譜」を読みました

今日は美容院に行きました。

帰りは土砂降りになりびっくりしました。

昨日いったん解除されたのに、また大雨警報が出ました。(T_T)

毎日雨でムシムシ💧 しんどいですね。 

 

死神の棋譜

「死神の棋譜」(奥泉光 著)を読みました。

昨年図書館に予約して回ってきた本ですが、なぜ予約したのか

ちょっと覚えていません(笑)

2020年8月発行なので、ベストセラーランキングを調べて予約したの

かな。

奥泉氏の本は「シューマンの指」を読んだと思っていましたが、

あらすじを読んでも思い出せません(:_;)

ということでこの本を初読にします。(笑)

 

タイトルの一部である「棋譜*1」ということば、

表紙の「王将」の駒の絵。

予想通り、将棋の世界を描いたミステリーです。

将棋に関する本は「聖の青春」というノンフィクションを読んだだけ。

(「聖の青春」はとてもいい本です。将棋を知らなくても読めます。)

将棋はそんなに詳しくないけど、駒の動かし方はわかる。

子どもの頃、父親から弟と一緒に教えてもらった。

でも実際の将棋より、“へこまわり”という遊びばかりしていた。

私たちは“へこまわり”と言っていたが、今ネットで調べると

“ぺこまわし”、“ひょこまわし”、“まわり将棋”などいろいろな呼び名が

あるようだ。

私はそんな程度なのだが、息子が中・高と将棋部だったので、

ええ年になってから将棋の世界にちょっと詳しくなった。

ちなみに囲碁はまったくわかりません。

 

奨励会*2を退会したあと、ライターとして仕事をする

北沢克弘は、同期の夏尾裕樹(なつおゆうき)が持ってきた詰将棋

図式を目にする。

その図式は、神社の将棋堂の戸に弓矢で結びつけられていたという。

その図式を見た先輩ライターの天谷敬太郎(あまやけいたろう)は、

北沢に、20年以上前同じような矢文の図式を見たあと奨励会を辞め、

姿を消した十河樹生(とごうみきお)の話をした。

「夏尾くんと連絡をとりたい」と言う天谷だが、今度は夏尾が消息不明

になる。

 

ミステリーの形をとった、将棋という「魔の世界」を描いた小説です。

読んでいるうちに、自分も魔境に入った気になってしまいます。

妖しく怖いです。

肝心の謎の解明が宙ぶらりんで、「たぶんこの人が犯人で、

その動機はたぶんこれで・・・」と自分で想像するしかありません。

その犯人が捕まったのかどうかもわからないし、真相が闇のまま

犯罪はこれからも続くかもしれないとも思います。

私の好みとしては、すっきり終わってくれる方がいいです。

次に「シューマンの指」を読もうと思います。

 

*1:囲碁・将棋・チェスなどのボードゲームにおいて、互いの対局者が行った手を順番に記入した記録。または棋譜が記入された用紙

*2:プロ棋士の養成機関