もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「首挽村の殺人」を読みました

カップヌードルのふたを留めるテープ(シール)がなくなる

そうです。

テープの付いたカップ麺はカップヌードルだけなので、

他のカップ麺のときは蓋の上に小皿や計量カップなんかを

重しにしていました。

テープをなくしてもふたが留まるように工夫するそうです。

期待しときます。 

 

首挽村の殺人 (角川文庫)

「首挽村の殺人」(大村友貴美 著)を読みました。

平成19年(2007年)発行で、第27回横溝正史ミステリ大賞を受賞

しています。

「~の殺人」というタイトルには賛否両論ありますが、私はまあまあ

好きです。

内容がはっきりしてわかりやすいからです。

物騒な話でもフィクションだと思うと安心して読めます。

 

この作品の中にも、過疎の山村が抱える諸問題ー少子高齢化

過疎地医療、産業・観光と自然破壊などが描かれ、

ノンフィクションならずいぶん重く、しんどい話になる。

また、村に伝わる民間伝承が「見立て殺人」のモチーフになっている。

これも、横溝正史だけでなく古今東西のミステリでよく使われるが、

民俗学として研究の対象として読めば、おどろおどろしくて

怖い。。

フィクションならこういう世界も抵抗なく読め、諸問題も

考えることができるというわけだ。

 

首挽村は通称で、岩手県にある鷲尻村。(もちろん架空の村)

村の診療所の医師が急死したため、代わりの医師、滝本志門が

村に来るところから始まる。

この滝本医師が主人公で探偵役なのかな、と思っていたが、

あれれれ・・・

犯人かなと思っていた人が、死んでしまったり・・・

 

語り手がころころ変わるので感情移入がしにくかった。

けれど、どんな解決、結末になるのか知りたくて2日で読めた。

大村氏の次作「死墓島の殺人」(これも「~の殺人」(笑))

にかかります(^^)/