もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「完璧な母親」を読みました

今日も日中は夏みたい! 日陰を選んで歩きましたよ。

いよいよ3度目の緊急事態宣言が出そうです。

どの程度の制限がかかるのかまだ不明で、落ち着きませんね。

 

完璧な母親 (幻冬舎文庫)

「完璧な母親」(まさきとしか 著)を読みました。

 

ちょっと目先を変えて、今流行っている(売れている)本を読みたいと

思い調べました。

まさきとしか さんの「あの日、君は何をした」がランクインしていて、

図書館で検索すると90件以上の予約がついていました。

(予約はしました)

まさきとしか さんの本は初めてなので、他の著作から読むことにしました。

 

「完璧な母親」、タイトルからしてちょっと嫌味。

主人公は、完璧な母親(完璧とは何?という問題もあり)になろうとした

知可子の娘、波琉子(はるこ)。

波琉子は7歳で亡くなった兄の波琉(はる)の代わり(まさに身代わり)

として誕生した。

初めからあった歪みは、成長と共に度合いが増す。

起こるべくして事件が起こり、結末も「こうなるよね」と予想できる。

何とも嫌な感じが最後まで拭えず、読後感はイヤミスに近かった。

こういう小説を読むと、しばらく小説から遠ざかりたくなってしまう。

ただ、波琉子の兄の死の真相はかなりの驚きでした。