昨日のショックからまだ立ち直れません・・・
「朽ちないサクラ」(柚月裕子 著)を読みました。
好きな柚月さんの本がフリーで(予約なく)図書館の棚に残っていたので
借りました。
柚月作品ではおなじみの架空の都市、米崎県米崎市。
そこで起こる事件を刑事と警察職員(警察官ではなく事務職員)
が追うお話です。
タイトルの「サクラ」は公安警察の隠語だそうで、
文中にはこうあります。↓
「サクラってのは、公安警察の暗号名だ。もっともいまは、ゼロって
呼ぶやつの方が多いがな。少なくとも、俺たちが警察学校に
入ったころはサクラだった」
(「朽ちないサクラ」より)
事件は見た目には解決します。
でもその解決にとても納得できない警察職員の森口泉は、物語の最後に
大きな決断をします。
その決断には驚きました。