もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「目線」を読みました

今年の桜の開花は早いそうです。

大勢でのお花見は今年もできそうにありませんが、

身近な桜をひとりで楽しむのは構わないですよね。

 

目線 (幻冬舎文庫 あ 31-2)

「目線」(天野節子 著)を読みました。

前作の「氷の華」とこの「目線」は文庫を買って読んだ覚えがあります。

「目線」の帯には、仲間由紀恵主演でドラマ化される案内があった

ことも覚えています。

でも肝心の内容は覚えていませんでした。

今回は図書館で借りて読みました。

 

この作品は非常に紹介が難しいです。

ドラマ化、映像化すると、半分くらいはネタバレしてしまう気がします。

映像にするとすぐわかってしまうことが、本文中にはたぶんわざと

書かれていないのです。

 

田園調布の豪邸で、建設会社の社長の死体が発見されます。

その日は社長の誕生日会が開かれる予定で、家族や知人が集まって

いました。

社長は自殺として処理され、その初七日の法要の日、

再び事件が起こります。

本格的なミステリーで、今まで読んだ天野氏の作品では一番

おもしろかったです。

タイトルの「目線」もひとつのネタであり、謎を解く鍵です。