もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「君の膵臓をたべたい」を読みました

今日は冷たい雨でした☔

しばらく雨が続くようです。晴れでも外へお出かけがしにくい

状況ですから、雨だとますます家にこもることになります。

それに洗濯物が乾かないのが困ります。(T_T)

 

年が明けてから読んだ本のアップを続けます。

  ↓ 

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

「君の膵臓をたべたい」(住野よる 著)を読みました。

いわゆる「きみすい」。

映画化、アニメ化もされたようですが、私は見ていません。

表紙を見ても高校生らしい男女の青春ものと思い、この手のジャンルには

今まで手を出しませんでしたが、

図書館の棚でたまたま見て、正月休みに読もうとなぜか借りました。

 

読み始めたときは、思った通りの青春ものと思いましたが、

読み進めて意外なことに気づきました。

主人公の男子(語り手でもある)の話し方(というか会話の受け方)が、

息子みたい!と思ったことでした。

このニュアンスは、実際の会話を読まないとわかりにくいのですが、

受け答えが、

冗談なの?

本気なの?

どっちかわからない、どっちにもとれる返し方をするのです。

昔はよく聞き返していました。

それはどういう意味なの? と。

そのうち、冗談でも本気でもどっちにとってくれてもいいのだ、

つまり本心は言いたくないのだ、

ということがわかってきて、聞き返さなくなりました。

 

主人公の男子(名前がはっきりわかるのはラスト近くなので、

ここでは伏せます)の、言葉にはしない思いが地の文に書かれて

いるので、なるほどなあと納得できることが多々ありました。

自分の世界を大事に生きる男子のことが、少しわかりました。

 

本のタイトルはちょっとドキッとしますが、ちゃんとした切実な

意味があります。

普段読まない分野でしたが、とても「いい話」でした。