台風のせいか、昨日から少し暑さがましになりました。
エアコンも付けていません。
でも無理はしないようにします(^^)/
台風10号はおっかない。近畿地方からは遠いけれど、規模が大きいので
侮らず、明日様子を見て備えをするつもり。
「常設展示室」(原田マハ 著)を読みました。
原田マハさんの本は「まぐだら屋のマリア」以来かな。
ゴッホを描いた「たゆたえとも沈まず」の文庫を自粛期間中に買った
けれど、まだ手をつけていない。
美術館勤務の経験から、美術や絵画、画家、芸術家に関係した
著作が多い原田さん。
この本も絵画をモチーフにした5編を、美術館の常設展示室に
なぞらえて並べてあります。
「群青」はピカソ<盲人の食事>、
「デルフトの眺望」はフェルメール<デルフトの眺望>、
「マドンナ」はラファエロ<大公の聖母>、
「薔薇色の人生」はゴッホ<ばら>、
「豪奢」はマティス<豪奢>、
「道」は東山魁夷<道>、
をそれぞれモチーフにしている。
どの作品も主人公は女性で、「豪奢」以外は40代の経験を積んだ
いわゆるキャリア女性。
「群青」ではメトロポリタン美術館のアシスタントプログラマー、
「デルフトの眺望」では大手ギャラリーの営業部長、
「マドンナ」では上記「デルフトの眺望」の主人公の同僚、
「薔薇色の人生」では県の地域振興局内「パスポート窓口」
担当の派遣職員、
「道」は芸術系大学の教授。
(ちなみに「豪奢」の主人公は元ホステスの24歳)
私が主人公の彼女たちと共通するのは、美術館に絵を見に行くのが
好きという点だけだ。
いくら好きでも仕事となると別問題なのだろう。
絵画がモチーフになっているが、作品のテーマは、
女性の生き方や家族、恋愛、といった普遍的なものなので、
絵を知らなくてもまったく問題ない。
(私も知らない。「デルフトの眺望」は表紙の真ん中の絵。
ネットで検索すればどの絵も見つかる)
積ん読になっている「たゆたえとも沈まず」もいつかは
読まないと。
<プチ ニュース>
今年初めてのいちじくを買いました。
6個入りです。楽しみです💛