もりっちゃんのゆるブログ

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「廃院のミカエル」を読みました

今日もひどい暑さ。しんどいですね。疲れがたまっていますから、

みなさんご自愛ください。

8月も終盤になるのにあまりに暑いので、医者へは電車で行くことにしました。

晴れていたらいつもは自転車なんですが。

30分以上乗るのはちょっとつらい・・・

 

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「廃院のミカエル」(篠田節子 著)を読みました。

文庫版はこちら。 ↓

廃院のミカエル (集英社文庫)

 

篠田氏の「鏡の背面」がおもしろかったので、他の長編も読んでみる

ことにしました。

 

小説の舞台はギリシャの小さな村。

 

商社勤めの美貴は社内トラブルでレバノンへ出向となる。

レバノンに着いたとたん事務所は現地法人化され、転籍。

それでもいつか本社へ戻ろうとがんばるが、今度は内戦が起こってしまい、

ギリシャアテネに逃れる。

それでも美貴は落ち込まない。

起死回生の一発逆転を狙って、新しい貿易の対象となる商品を見つけようと

ギリシャ中部の村で生産されている蜂蜜🍯を探しに行くことに。

その蜂蜜は修道院で造られているのか?

 

ちょっと初めの方は、「ひょっとしてホラー小説?」と思ったほど

オカルトじみてて怖かった。

読み終わった今は、ちょっと怖い冒険小説という感じがしている。

 

ミカエルはキリスト教では 「大天使ミカエル」として知られる。

大天使は天使の最高階級。

ルネサンス以降、右手に剣、左手に秤を手にした姿で描かれ、

武器と秤を扱う職業の守護者とされた。

現代では、兵士、警官、消防官、救急隊員の守護聖人になっている。

廃院となった修道院の大天使ミカエル。

タイトルの謎解きは一読すればばっちり!

 

さっそく前回読んだ「ふしぎなキリスト教」の内容が少し

役にたちました(*^-^*)