もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「春を背負って」を読みました

今日も暑い💦 

 

春を背負って (文春文庫)

「春を背負って」(笹本稜平 著)を読みました。

笹本稜平さんの本は「時の渚」(2001年サントリーミステリー大賞・

読者賞ダブル受賞作)と「還るべき場所」を買って読みましたが、

今は手元にありません。

 

「春を背負って」は奥秩父(長野・埼玉・山梨県境あたり)の

山小屋の管理人、長嶺亨(ながみねとおる)の1年を描いた

連作短編集。

  • 春を背負って
  • 花泥棒
  • 野晒し
  • 小屋仕舞い
  • 疑似好天
  • 荷揚げ日和

山小屋の生活は、登山客の安全管理が大きな仕事で、

事故や遭難など人の命に関わることも多い。

麓では非日常のことでも、山上では日常のことなのだ。

山小屋で起こるちょっとした事件とその顛末を、季節の移り変わり

と共に描き、山の生活の厳しさと喜びが感じられる。

 

「還るべき場所」はおもいっきり登山小説で、

山の映画や小説ばかり読んでいたとき、楽しく読みました。

私自身は山小屋に泊まったり、テントを張って泊まった経験も

ありません。

この先もたぶんないかな~

 

さて、表紙の絵はシャクナゲです。山に自生するアズマシャクナゲ

という種類。

奈良には室生寺というシャクナゲで有名なお寺があります。

とっても小さくてかわいい五重塔がある古刹。

今はもうシャクナゲの季節は終わっています。

(4月中旬~5月中旬見頃)