もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

「リボン」を読みました

昨日はこの夏初めてエアコンを使いました。

今日はそれほどでもないので、扇風機で・・・

だんだん暑さが厳しくなってきました。

熱中症とコロナと。両方気をつけるのは大変。

夏用のマスクもやっぱり暑いよ・・・

 

リボン (一般書)

「リボン」(小川糸 著)を読みました。

図書館の「きょうかえってきた本」のコーナーで見つけました。

 

「リボン」は表紙にも描かれているオカメインコの名前だ。

小学生のひばりちゃんは、彼女が「すみれちゃん」と呼ぶ祖母と

両親とで暮らしている。

ひばりちゃんの父親を「すみれちゃん」が養子として育てたため、

ひばりちゃんと「すみれちゃん」に血の繋がりはない。

ふたりはまるで親友のように濃密な時間を共有してきた。

ある日、「すみれちゃん」は鳥の卵を見つけ、自分のお団子頭

の中で温めてかえそうとする。

1つだけ卵がかえり、雛が生まれ、ひばりちゃんと「すみれちゃん」は

「リボン」と名付けるのだ。

 

実はこの小説、章ごとに主人公は変わっていく。

ひばりちゃんが「すみれちゃん」と一緒に「リボン」を卵からかえしてから

20年後、最終章で主人公は再びひばりちゃんになる。

 

私は30代の頃、ブンチョウを2羽飼い始めた。

ブンチョウはオスならさえずりをするし、ぴょんぴょんダンスという

踊りもする(求愛行動)。

でもことば真似はできない。

インコになるとことばを真似てしゃべるようになる。

節をつけて歌うこともできる。

友人のセキセイインコを預かったとき、面白くて楽しかったことを

思い出す。

 

「すみれちゃん」も、途中の章の主人公の「美歩先生」も

「死」を目前にした生き方が描かれている。

私自身のこれからの生き方を考えたとき、あのような

自然でいて毅然とした「死」の迎え方ができるかというと

たぶん無理だ。

だから憧れる。

まあ私らしくいられたらいいか。

 

「リボン」の続編「つばさのおくりもの」も予約しました。