もりっちゃんのゆるブログ

楽しく、でも真面目に。 そんなブログを書いています。

ショスタコーヴィチと「部長刑事」

先々週だかのNHK Eテレ「らららクラシック」で、

ショスタコーヴィチの特集をしていた。

ショスタコーヴィチをずっとショスターコヴィッチと

呼んでいた・・・すんません<(_ _)>)

ショスタコーヴィチと言えば、

私は子どもの頃にテレビで見た「部長刑事」というドラマの

テーマ曲に使われた「交響曲第5番 革命」の第4楽章、

あの曲である。

あの曲しか知らなかった。(たびたびすんません<(_ _)>)

 

部長刑事のテーマ曲は今もYou Tubeにあがっているので、

見ることができるが、

コメント欄を見ると、ほとんどの人が「怖かった」

「怖くてよう見んかった」と書いている。

私も小学生の頃で、とても緊張して見ていたのを覚えている。

パトカーが(旧)大阪府警の建物から出てきて、

高速道路を走る。

何かロープが切れて不吉な映像。指紋もあった。

最後は赤いパトライトが光って・・・

ディンダン、ディンダン、バーン!

・・・・もう、怖い怖い。

提供が大阪ガスで、大阪ガスもなぜか怖いイメージだったよ。

 

ナレーションが

「この番組は、一人の部長刑事を通して、社会の治安維持のために

黙々として働く、人間警察官の姿を描いたドラマである」

 と渋く語る。

基本30分のドラマで、

当時父がビールを飲みながら、

「30分で終わるのが部長刑事のすごいところや」

をよく言っていた。

私は納得していたつもりだったが、今思うと根拠のないすごさである。

 

ショスタコーヴィチの曲だということは、後年知ったことだし、

今回「らららクラシック」を見るまではすっかり忘れていたのだけど。

「らららクラシック」では、この有名な「交響曲第5番」ではなく、

ショスタコーヴィチの映画音楽をとりあげていた。

「ワルツ第2番」と「ロマンス」という曲で、

哀しさと甘さが混じった、なんともいえない郷愁を感じる曲だった。

 

この番組を見た翌日、スーパー マックスバリュへ買い物に行ったら、

流れていたBGMが・・・

「ん?」

ショスタコーヴィチの「ワルツ第2番」だった。

カートを止めて、しっかり聴いて確認。

おー、なんと渋い選曲!

知らなかっただけで、今までも流れていたのだろう。

こういう偶然はあるにはある。

 

昨日の「らららクラシック」はうっかりしていて、終わりの5分

だけしか見られなかった。

最後は、ラン・ランさんが弾くピアノで、

曲は・・・・・ドビュッシーの「夢」!

 

今読んでいる本「狩人の悪夢」(有栖川有栖著)に出てくる

オーベルジュ(宿泊設備のあるレストラン)「レヴリ」の名が、

ドビュッシーの「夢」からとられたものなのだ。

私だけの偶然!

こういう偶然もあるにはある。

f:id:moricchan24:20200516134513p:plain

  (無料イラストより)