近所の公園では藤の花が咲き始めました。
関西の藤はほぼ野田藤だと言われています。
「浪速百景 野田藤」 里の家芳瀧/画)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、公立の図書館が休館になってしまいました。
そんな中、電子書籍の貸し出しをしている図書館があると
新聞に載っていました。
関西では大阪の八尾市、兵庫県の三田市などまだまだ少ないそうです。
たいてい市内在住・在学・在勤者に限られるなど利用は制限されています。
一方、大阪市立図書館ではデジタルアーカイブで所蔵資料を一般公開し、
一部がオープンデータとして閲覧はもちろん、申請不要で2次利用も
できるとのこと。
さっそく覗いてみることにしました。
「テーマ展示」のコーナーに「おおさか春の花めぐり」があり、
大阪の各所にちなんだ花の浮世絵が紹介されていたので、
ダウンロードしてアップしました。
原本の表示をすることが義務付けられていますが、加工も可能。
大阪市は太っ腹です。
以前ハイキングの行事で訪れた野田の春日神社が、野田藤の
発祥地だという説を聞きました。
室町幕府二代将軍の足利義詮が住吉詣での途中、春日神社(周辺)
を訪れ、
「紫の雲をとやいはむ藤の花 野にも山にもはひそかかれる」
という歌を詠みました。
江戸時代まで藤の名所として賑わいましたが、明治以降の都市化、
なってしまいました。
でも近年、野田藤の再生を目指して公園や学校に古木を元に栽培
され、私たちも楽しめるようになりました😊
(フリーイラストより)