週末は雨続きのようです。今年の冬は雨が多いですね。
雪不足は深刻で、兵庫県知事が「一種の災害だ」と言っていました。
春先に雪がないと水不足になったり、
野菜が育ちすぎて、一気に品薄になってしまうとか、
懸念されています。
気候の変動と世の中の変化は、追いつけないほどに急な
動きになっています。心配・・・
「兵庫七福神めぐり」最終回です。
柳原天神社を出て、2号線を渡るとすぐ柳原蛭子神社に着きます。
やなぎはらひるこじんじゃと読み、蛭子伝説のえびすさまを
お祀りしています。
柳原蛭子神社(恵比寿天)
この日は1月12日。十日えびすが前日に終わったところで、後片付けを
されている最中でした。
「柳原のえべっさん」とよばれて親しまれている神社。
毎年1月9~11日にかけて行われる「十日えびす大祭」には、
商売繁盛や福徳円満を願ってたくさんの人々が参詣に訪れます。
神楽殿 ↑
本殿の裏側に回ると木製の鯛と木の小槌が用意されています。
えびすさまは耳が遠いので、お願い事を聞いてもらうために
叩きます。
商売繁盛の神。もともと海の「守り神」。
柳原蛭子神社のホームページには、えびすさまの由来が「蛭子大神」と
「事代主神」の両方の説が紹介されていました。(*^-^*)
えびすさまのお人形は、3日間の十日えびす大祭で売り切れでした。
(T_T)
そりゃそうかも。
人出が多いので十日えびすの日は避けたのですが、終わってからではなく
始まる前に行くべきだった。
ショックで写真も撮らず、隣の福海寺にふらふら歩いて行ってしまい、
あわてて戻って写真を撮ったのでした。
福海寺(大黒天)
えびすさまと大黒さまは並べて祀られていることが多いです。
西宮神社にも、本殿の隣に大黒社があります。
「えびすさまの謎」でも書いたとおり、大黒さまとえびすさまは
親子神だという説があるからです。
この柳原では、「十日えびす大祭」に合わせて「大黒祭」が開かれていて、
ここも片付けの最中でした。
釈迦如来を本尊とする禅宗南禅寺派の寺院で、足利尊氏が在庵円有に
開かせたと言われています。
元は二本松(JR兵庫駅の西)にありましたが、嘉吉の乱(1441~43)
で焼失し、現在の位置に移ったと伝えられています。
清盛遺愛の時雨の松 碑 ↑
清盛が愛した時雨の松は兵庫区三川口町にありました。
青葉から玉露を垂らし、霊験あらたかであったと言われています。
太平洋戦争の火災により枯れてしまいました。
今は石碑のみが福海寺に残っています。
大黒様はセルフでいただけました。
大黒天は密教と共に日本に伝わった。
「五穀豊穣」農業の神から商売繁盛の神に。
柳原蛭子神社の西門に「柳原惣門跡の碑」があります。
これについては、別カテゴリーで書きます。
お人形、えびすさまだけいただけず、十日えびすの翌日に出かけて
しまったことを後悔・・・
します(^^)/
今回、兵庫(区)のふるさとの味はないかと調べたのですが、
見つからなかったので、もう一度それも調べて「味」のレポートも
できればと思っています。
楽しくてちょっと残念な七福神めぐり、無事終了!